職場に馴染めず一人ぼっち
みんなから避けられている?
仲間の輪に入れない
職場でぼっちになるとつらいですよね。特に仲が良い人がいない職場だと相談できる相手もいません。
僕も職場でぼっちを数多く経験してきたので、孤立するつらさがよくわかります。
ただ記事の結論として、お伝えする内容としては「ぼっちは悪いものではない」ということです。
僕はぼっちにならないように色々な工夫や努力をしてきたのですが、結果的に今は職場でぼっちでいることを選んでいます。
ぼっちにはぼっちの大きなメリットがあるのです。
ぼっちでいいの?
バランスが重要だよ
この記事を書いている僕は8回の転職を経験しています。
多くの職場で知り合いがいない状況や、ぼっちを経験して乗り越えてきた実績があります。
また、人事として15年経験を積み「国家資格キャリアコンサルタント」の資格も保有している、いわばコミュニケーションのプロです。
コミュニケーションのプロから見て「ぼっち」とはどういうものかを客観的にお伝えします。
一方で、僕個人としては「ぼっちがいい」という価値観を持っているからこそ、記事を通じてコミュニケーションの重要性やポイント、ぼっちでも気にしなくてすむメンタルなどバランスよくお伝えできるのです。
そのため、この記事を読むことで「ぼっちでも大丈夫だ」という安心感を得ることができるはずです。
しかし仕事をするうえで人間関係の問題は、切り離せない問題であることは事実です。
できるだけ簡単にできる、コミュニケーションのテクニックも一緒に記事でお伝えしていきます。
これからぼっちである自分とうまく付き合いたい人は、ぜひ最後までお読みください!
もし自分で辞めることが難しい職場であれば、退職代行
退職代行を使えば「嫌な上司」や「行きたくない会社」とのやり取りを丸投げできるので、ストレスなく退職することができます!
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【体験談】職場でぼっちを極めた経験
まずはじめに僕自身の「ぼっち体験」をお伝えしていきます。
前提として僕は「ぼっち」が好きです。
一方で20年も社会人を経験していると、ぼっちを貫くことが許されない場面がいくつもありました。
そういった経験の中で得た、僕なりの価値観や知見をお伝えします。
結論!職場ランチは毎日1人がいい
人付き合いに時間を割いていた過去
1人でいる自分はどう見られている?
結論!職場ランチは毎日1人がいい
現在の僕は「ぼっち」を貫いています。
もともと人見知りで「HSP」な僕は、1人でいる時間のほうが落ち着くからです。
HSP(Highly Sensitive Person)は、日本語に訳すと、「とても繊細な人」。人口の5人に1人いるといわれています。
NHK│HSP(とても繊細な人)とは?
そのため普段の職場ではほとんど話すことはなく、自分の仕事に集中するようにしています。
人事の仕事をしている僕が「そんなことでいいの?」と思われるかもしれませんが、キャラクターをつくることでぼっちでいることができるようになるのです。
効率的だ
早く帰りたいよ
ただ、はじめからぼっちでいいや、と思っていたわけではありません。
僕は社会人初期のころは、人間関係づくりにお金も時間もかなり投資をしてきたと思います。
それなりに人付き合いをする中で、必要以上に関わる必要がないという「価値観」になっていったのです。
職場での居心地は、間違いなく人間関係で決まります。
一方で居心地が良いからといっても、その職場があなたにとってベストな職場であるわけではありません。
実際に、僕は過去に居心地が良すぎる会社にいたことを「後悔」しています。
なぜ後悔したかというと、その会社は結局倒産してしまったからです。倒産すれば当然無職になりますし、急に自分のことを考えなければなりません。
結果的にその転機から、人事という仕事にたどり着きましたが、それは本当に偶然としか言いようがありません。
結論、僕は居心地が良すぎた結果、在籍中は「思考停止」の状態だったのです。
15年以上経過した今振り返っても、あの時に真剣に「キャリア」を考えて「スキル」を上げていたらと感じてしまいます。
現在の僕はそういった経験を経て、ゆるい職場には警戒しています。
油断してたね
ゆるい職場を経験したよ
仲間同士つるんで飲みに行くことや、ランチを仲良くすごすことは別に悪いことではありません。
しかし8回転職した僕の経験上、その仲間との関係はいずれなくなります。
仲間がいない状態で、自分1人になったときに「どうありたいか」を持っていないと、仮に優良な職場に巡り会えたとしてもキャリアに悩むことになるのです。
単純計算で1時間の休憩を20日の出勤で計算すると、1ヶ月「20時間」も何かに使える時間が生まれます。
この価値の重さを知った僕は「ぼっちキャラクター」をつくり、1人でランチをとりながら自己投資するようになったのです。
人付き合いに時間を割いていた過去
これは、僕が人付き合いに相当な時間を割いていたときのお話しです。
今でも「人間関係」は重要だと思っていますが、当時20代のころは以下のような「強い思い込み」を持っていました。
人間関係が最重要
誰でも話せばわかりあえる
仲良くなったほうがいい
今思うと、人間関係に意識を置いていたのは、上京して1人ぼっちだった頃の「処世術(世渡りの方法)」だったのかもしれません。
人見知りでHSPの僕が、今では人事というコミュニケーションのプロとも言える職業ができているのは当時のこうした人間関係に対しての努力があったからだと思います。
職場では、保健室とも呼ばれコミュニケーションの相談を受けることが増えました。
はじめは人見知りだったんだ
できれば1人がいいよ
20代から30代くらいの僕は「単純接触効果」というものを重視しており、ランチなど回数をこなす必要があると考えていたのです。
単純接触効果とは簡単に言えば、コミュニケーションの頻度が上がれば親近感を感じるというものになります。
「単純接触効果」とは、接触する機会が増えると、その相手に親しみが増す効果のことです。1968年にアメリカの心理学者ロバート・ザイアンス(Robert Zajonc)によって提唱されたため、「ザイアンス効果」と呼ばれることもあります。
マイナビ│単純接触効果とは
僕は単純接触効果を信じていたため、とにかく人と話すことやランチの回数を上げれば効果があると考えていたのです。
僕はある会社で「上司とのランチ」を3年間一緒に過ごす、ということをしました。
今思うと時間がもったいなかったなと思う一方で、当時は上司との人間関係を築いておきたかったのです。
一緒にランチに行っていた上司は、仕事が本当にできないタイプでした。
エクセルの「全選択」ができないレベルで、部長クラスだったのです。
そんな上司だったので、中途で入った僕のことを、自分の立場を脅かす「刺客」と思っていました。
ひどい
気持ちはわかるけどね
実際のところは刺客のような立ち位置だったのですが、敵対されていては仕事が進みません。
僕はこの上司との単純接触を増やして、人間関係を築き警戒を解くことにしたのです。
毎日ランチに付き合い、週1度くらいは飲みにもいきます。正直嫌ですし面倒でした。
そうした努力の甲斐あってか上司からは信頼を得て、僕がサポートするという関係を築くことができるようになりました。
ただ、一度はじめたランチや飲みの習慣は簡単に変えられません。
人間関係がうまくいくようになってからも、ランチは飲み会は続けるしかありませんでした。
結果的にトータルで3年という時間を使うことになったのです。
きつい
結構後悔はしてる
しかし、その上司は最終的に大きなミスをしてしまいます。
そして僕たち部下を置き去りにして「仕事を辞める」という無責任な行動をとったのです。
僕は3年かけて築いた関係や時間が無駄になった気がしました。
これは僕が、他人は結局「他人」なのだということを体感した出来事です。
一緒に行っていたランチや飲み会のおかげで、関係性ができたのは事実です。
一方で、こうした経験をもとに、もっと別のことに時間を使えたのではないかと考えるようになったのです。
今の僕は転職をして、誰かに誘われない限りはランチに誰かと一緒に行くことはしなくなりました。
1人でいる自分はどう見られている?
ぼっちを気にする人の多くは「人からどう見られているか」を気にしています。
僕もぼっちなので、この他人の目線が気になる感覚はよくわかります。
正直「人からどう思われているか」を気にしなければ、ぼっちでも平気で過ごせるはずです。
人の目怖い
めちゃわかるよ
僕は自分がぼっちである一方で、ぼっちな人も多く見てきました。
もともとぼっちの人もいますが、新人の時代はぼっちになりがちです。
人事として数千人と面接をして、数多くの人を採用をしてきた僕はそんなぼっちには「あるパターン」があることに気付きました。
それは「受け身」でいることです。
ぼっちになりやすい人は、他人から話しかけてもらうことを待っている人がほとんどです。
世話焼きのタイプが職場にいなければ、新人やぼっちの人に話す人は見事に「放置」されます。
周りは意地悪をしているわけではありません
1人でいることが好きそう
話さないしどんな人かわからない
表情が硬くて怖い雰囲気
職場で話さない人は、仕事をするしかありません。
もくもくと仕事をしている人に対して「邪魔しないようにしよう」などと、気をつかわれているのです。
僕は実際にそういう「気のつかいかた」をしています。
そもそも、仕事をするオフィスは話しにくい環境だと思っています。
そこで人に話しかけることができる、強いメンタルを持つことはなかなか難しいものなのです。
結果的に、自分から話す人がいないオフィスの場合は1日中沈黙が続きます。
働きづらい
沈黙を切り開く勇気はない
まとめると、ぼっちの人に対して周りは「ぼっちを好んでいる」という見方をします。
ほとんどの場合、嫌われていることはありません。
一方で仕事で関わりがあるのに、挨拶などもしない場合は印象が悪くなり本当にぼっちになる可能性があります。
もしあなたが、ぼっちを好んでいないのであれば、できるだけ行動で示すことをおすすめします。
僕が見てきた人の中に、普段は大人しくぼっちなのに、飲み会やランチには顔を出す人がいました。
その人は「誘っても大丈夫な人」というキャラクターが認知され、周囲にうまく溶け込んでいたのです。
話すことがなくても、友好的であるという態度を示れば本当の意味のぼっちはさけられる事例です。
もしも、職場に行きたくない場合は退職代行という選択肢があります。
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職場ぼっちの割合と孤独のメリット
ここまでは、僕がぼっちを選んだ体験談をお伝えしました。
ぼっちにはメリットがある一方で、社会においてはバランスよく付き合うことが重要です。
ここからはぼっちのメリットや、世の中で同じようにぼっちについて悩んでいる人の割合についてお話しします。
自分だけじゃないとわかるだけでも、気持ちは楽になるものです。
1人じゃない!会社で孤立する割合
職場で孤立するメリット!孤独の価値
人事が見てきたぼっちじゃない人たち
1人じゃない!会社で孤立する割合
今回職場のぼっちを調査する中で、ぼっちの人の多さに驚きました。
僕はぼっちは少数派だと思っていましたが意外なことがわかりました。
識学社の調べでは、職場にぼっちがいる割合は「約49%」という結果になっています。
半分の人がぼっちだと思っていたり、自分がぼっちだと感じているのです。
みんなぼっち
結構ぼっちの割合が多いよね
自分がぼっちだと思っている人は少なくとも、ぼっちであることは事実です。
またマイナビ社の調べでは、昼休みに過ごしている人の割合が「約61%」もあることがわかっています。
半数以上の人たちが、お昼のランチを1人で過ごしているのです。
同調査には興味深いデータもあります。
職場の居心地など、会社に対して「ポジティブなイメージ」を抱く人の割合は誰かと過ごしている人です。
一概には言うことはできないですが、誰かと繋がりを感じられた方が居心地がいいと思う人が多いようです。
少し古い調査ですが、日本能率大学の調べでは職場で「孤独」を感じている人は60%もいることがわかっています。
孤独を感じることは、健康にも悪い影響があるので注意が必要です。
日本の職場で孤独を感じる人は、回答者全体の6割を超えています。
日経BPコンサルティング|職場では社員の半分以上が「孤独」を感じている
この孤独を感じているという「60%」の数字は、前述の昼休みに1人で過ごす割合の「61%」と符合します。
そのほかの調査でも近しい数字が出ていたことから、半数以上はぼっちな人が職場にいるということがわかります。
1人じゃない!
実はみんなぼっちなんだね
職場のぼっちが自分だけではないという事実は、不安な気持ちを少し落ち着かせてくれます。
また、これは僕の体験談ですが、ぼっちの人に声をかけると仲良くなれます。
僕もそうですが、単純に「声をかけられる」ということが嬉しいものです。
また、ぼっちの人とは職場に対して感じていることや、価値観が似ている場合が多く話が弾みやすくおすすめです。
職場で孤立するメリット!孤独の価値
前述の通り、僕は「ぼっち」肯定派です。
人間関係を築く必要がない社会だったなら、多分誰とも関わろうとしていないと思います。
社会人を長く経験した結果、変えられるのは自分ということを学んだからです。
結論として、ぼっちは時間をすべて自分の学びのために使うことができます。
僕が持っている価値観をお伝えすると、「できるだけ自分の可能性を広げたい」というものです。
自分の可能性を広げるには、「学んだり」「挑戦する」といった自己投資をするしかありません。
可能性を広げる方法は以下です
知らないことを学ぶ
自分が何に興味を持つか知る
継続して能力を磨いていく
社会人を20年経験した中で、実感していることは自分で動かない限り「変化は起こらない」ということです。
それを知った僕は、毎年、毎日何か自分のためになることを積み上げています。
このブログもWebライティングの能力を高めるために、継続しているのです。
自己投資だいじ
時間で人は成長しないよ
総務省の調べでは社会人の勉強時間は、週に「7分」となっています。
社会人の約96%が、勉強をしていないことが調査でわかっています。
総務省統計局が発表した令和3年社会生活基本調査(生活時間及び生活行動に関する結果)によると、有業者の「学習・自己啓発・訓練」は週全体で平均7分だったそうです
マイナビ|【社会人の勉強時間】週全体の勉強時間は7分!? 勉強すべき理由と時間の作り方
また文部科学省の調べでは社会人になってから大学にもう一度入る学び直しの割合は「1.9%」です。
OECD各国の平均は、「約18%」の中で1.9%しかないのです。こうした結果から日本は世界から見ても、「学ばない国」として有名です。
「学ばない」ということについては、実際にいろいろな会社を経験すると実感します。
仕事で必要なことさえ学ぶ人が少ないというのが、人事から見た社会人の姿です。
考え方を変えると、少し努力する「習慣」さえ身につけば周りよりも抜き出ることが可能です。
一方で、ぼっちが寂しいと感じているのであれば、それはまだ自分の価値観が明確になっておらずあなた自身の目標に向かえていない可能性があります。
その場合はなおさら1人で考える時間を作ったほうがよいです。
僕が大学院でMBAを学んだ時に、元マッキンゼー社長の『大前研一氏』から、卒業時にアドバイスをもらった金言があります
「人と群れるな」
この言葉は、今の僕の価値観に大きく影響しています。
1人で自分と向き合うことで、自分なりの答えを出していくことの重要性を教えられた気がしました。
誰かと話していてアドバイスや道が拓かれる可能性は低いですし、僕の経験上誰かのアドバイスを参考にすると大きく後悔することがあるので自分で考え抜くことをおすすめします。
人事が見てきたぼっちじゃない人たち
僕は本業で人事をしており、国家資格キャリアコンサルタントも保有しているコミュニケーションのプロです。
人や組織といった、定性的で掴みづらい分野が専門です。
20年間社会人をしながら、8回の転職を経験してあらゆる職場を見てきました。
ここでは、その経験の中で見つけた、「ぼっちじゃない人」についてお伝えします。
「ぼっち」じゃないということは、つまり周囲とうまくコミュニケーションをしているように見える人たちのことです。
僕もそうしたい
コツがわかればできるよ
ぼっちになってしまう原因は様々ですが、大きく分けると「新人時代」の他に「周りから嫌われる」、「コミュ障」の3つです。
コミュ障は、病気などではなく性格上の悩みといったような、比較的軽い意味合いで用いられることが一般的です。
パーソル│コミュ障とは
ぼっちに悩むことが特に多いのは「新人時代」で、周りと馴染めず孤独感を感じてしまいます。
一方で、その新人時代をうまく乗り越えて、「ぼっち」じゃなくなっていくケースを人事として何回も見てきました。
ぼっちを乗り越える人の特徴は以下です
リアクションをしてあげる
相談や頼み事が上手
プライベートも付き合う
1つずつ説明します。
リアクションをしてあげる
僕はエンジニア中心の会社で働いたことがありますが、オフィスはいつも無音です。
基本的にチャットツールでやりとりをしているので、直接話すことが少ないのです。
そんな環境に中途で入ってきたら、孤立してしまうことは容易に想像できると思います。
しかしぼっちを乗り越える人は、なにかにつけて「リアクション」をしてあげていました。
教えて貰った時
チャットで報告があった時
何気なく話している時
とにかくほとんどに対して反応していくことで、人との「接点」を増やしていたのです。
相談や頼み事が上手
ぼっちを乗り越える人は、人から好感を持たれるコツを掴んでいます。
相談や頼み事は、コミュニケーションの「手段」として使っていたのです。
本来は相談や頼み事をする必要のない案件でも、「頼る」ことで相手との関係を築きます。
そして応えてくれた人に対して、感謝やリアクションをすることで関係が深まっていくように感じました。
接点を増やすテクニックというのは、営業の基本ではあるのですが、職場でも応用ができるのだと気づきを得ました。
プライベートも付き合う
プライベートでイベントに誘ったり飲みにいく人もいました。
ぼっちを乗り越える人の行動力は、さすがだと感じます。
僕も入社初期など必要なタイミングでは付き合いますが、本音は関わりたくありません。
何度か一緒に、「ぼっちを乗り越える人」とプライベートを過ごしたことがありますが、終始楽しそうにしていたのが印象的でした。
一方で、本音を聞いたことがあるのですが、やはり人付き合いは「基本的に面倒」だと感じているようです。
そこまで人間関係に努力をする人なのに、辞める時はあっさりと辞めて周りとの関係も断ち、新しい職場に向かっていきます。
面倒なコミュニケーションをして、ぼっちを乗り越える理由は「自分が仕事がしやすい」環境をつくるということにつながっていたのです。
事実として、その人は誰からも好感を持たれ、会社からも高い評価を得ていました。
僕はこのケースから、「浅く、広く付き合う」ことの正解を学んだような気がしました。
職場の人付き合いに疲れたら、丸投げで相談できる退職代行という選択肢もあります。
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自分が悪い?ぼっちになりやすい環境
ここまでは、客観的にぼっちというものについてお話ししてきました。
意外にもぼっちの割合は多く、孤独を感じているのは、「1人ではない」ということをお伝えできたのではないでしょうか。
ここからは、ぼっちになりやすい環境をまとめてお伝えします。
ぼっちは自分が悪いと思い込みがちですが、環境にも影響を受けるということを理解してもらえてらと思います。
入社半年までは職場に馴染めない
価値観が違う人が多いと孤立しやすい
お局オバサンが派閥をつくる職場
入社半年までは職場に馴染めない
僕は8回転職をしていますが、新しい職場には毎回馴染めません。
経験から言えることは、職場に馴染むまでに「半年」で、仕事に慣れるまでが「1年」というところです。
僕は、転職は「住む国」を変えるようなものと表現しています。
同じ日本ですが、文化も歴史も全く異なる環境に1人で飛び込むことになるので、国が変わったと例えても過言ではありません。
パーソル社の調べでは、転職後に不安を感じたことがある人の割合は「約77%」と、多くの人が不安を感じています。
同調査によれば、不安を感じる1番の理由に「人間関係」があります。
多くの人が不安を感じているように、転職後に知らない人と仲良くなる自信を持っている人は少ないのです。
ぼっちを乗り越えるケースとして多いのは、会社がオンボーディング制度(新人のサポート)を用意している場合です。
逆にそうした会社のサポートが受けられない、中小企業の場合は自ら乗り越えるしかありません。
厳しい戦い
文化が合うかも大事だよ
また、ビズヒッツ社の調べでは、中途入社のつらさのピークは「3ヶ月目」でその後半年まで続いている人がいることがわかります。
特に知り合いがいない環境で、新たに人間関係を築くことは、想像以上に困難です。
ぼっち嫌だ
会社選びを気をつけよう
仲良くなる「きっかけ」がありません。
僕の転職経験から言うと、人間関係を築けるかどうかは会社によって、本当にバラバラです。
仲良くしようとしていない職場の場合は、どう頑張っても関係は変わりません。
この「ハズレの職場」は現実には多く存在しています。
ぼっちになることが苦痛と感じる場合は、面接で注意するひつようがあります。
新人が職場に馴染めない主な理由は2つです
中途にはお手並み拝見期間がある
周りからの期待値がわからない
中途採用された人をどう見ているかというと、「お手並み拝見」の状態で様子見しています。
中途入社は即戦力扱いされやすく、どれだけできるか周りは見ているのです。
そのため仕事で自分が悩んでいても、周りは気づきにくいです。
また、人間関係もできておらず、会社のルールもよくわかっていない新人時代は周りから何を期待されているかわかりません。
お手並み拝見期間と期待値がわからないことが重なって、悪いスパイラルにハマってしまいやすいのが新人です。
最初の1年くらいは仕事の結果以上に、人間関係の構築に努めることをおすすめします。
価値観が違う人が多いと孤立しやすい
会社によって「価値観」はさまざまです。
自分と「価値観」が合わない会社に入ってしまうことを、人事の世界ではミスマッチと言います。
そのため、自分はどういうことが好きで、どういうことが嫌いかという価値基準を明確にし続けることは生きるうえでとても重要です。
どこの会社も同じだと思って、転職を甘くみると痛い目に遭います。
僕は8回の転職経験の中で、価値観が合わない会社で孤立した経験があります。
価値観が独特な環境は以下です
エンジニアが多い会社
既婚者が多い会社
世代が離れすぎた会社
1つずつ説明します。
エンジニアが多い会社
僕が1番価値観が合わないと感じたのは、エンジニア中心の会社です。
いわゆるIT企業というところです。
エンジニアとして仕事をする人の多くは、技術を追求しているスペシャリストが多いです。
興味や好奇心が高いので興味のあるものには関心を示しますが、興味のないものや無駄なものは避ける傾向があります。
特に人間関係を築くことに積極的なエンジニアはあまり見たことがなく、ぼっちで作業に集中しているケースがほとんどです。
そのため、中途で人事として入って「コミュニケーションしましょう」と働きかけても、無反応なことが多かったです。
こうした環境で人間関係を深めようとしても、煙たがられるか、職場で浮くかしかないので大人しくするしかありませんでした。
話が合わない
結構価値観って重要だよ
既婚者が多い会社
僕は独身時代に、「既婚者がほとんど」の会社で働いたことがあります。
既婚者の割合が高いことが悪いわけではないのですが、単純に独身者と話題が合いません。
独身だった僕は、既婚者でしかもお子さんがいたりする家庭を想像することができないからです。
また既婚者や家庭がある人は、プライベートを優先しがちです。
会社の飲み会さえ参加しないこともありますし、日常的なランチや一緒に飲むという機会もありません。
事情があることは仕方がないので、関係性を深めたいという価値観が強い場合は会社選びには注意が必要です。
世代が離れすぎた会社
世代が離れていると、話が合わずストレスを感じます。
僕は60歳前後の人材が多い職場で働いた時に、コミュニケーションにストレスを感じて、自らランチを断りぼっちを選んだことがあります。
さすがに20歳くらい年齢差があると、興味のあるものが全然違います。
老後の話など僕からすると、関心が持てない話題ばかりでした。
「逃げ切り世代」とも言われる世代の人たちが多い職場で、これから現役で頑張らないといけない僕たちは価値観が全く違うのです。
この一回り上の世代は逃げ 切りの世代といわれる。年功序列制度 による高賃金と退職金を受け取り、年金 も60歳支給開始で経済面の不安材料は 少ない。
第一生命経済研究所|「団塊の世代」と「逃げ切りの世代」
お局おばさんが派閥をつくる職場
お局オバサンが存在する職場は危険です。
数ある転職の地雷の中でも、かなり警戒すべき問題が「お局おばさん」という存在です。
お局おばさんがいるかどうかは、正直面接などではわかりません。
できるだけ『転職会議』などの口コミサイトで、お局おばさんが存在するかどうか確認するべきです。
怖いよ
本当に危険だよ
識学社の調べでは、お局おばさんのマイルールが悪影響を及ぼした割合は「約80%」にもなります。
お局おばさんはいわゆる「古株」なので、会社のことを熟知しています。
場合によっては、経営者より影響力があるので、「陰の支配者」といった存在になる場合もあります。
その結果、気に入らない新人などは派閥に入れないように、孤立させるといった陰湿な行動をとります。
僕も実際にお局おばさんから、モラハラなどのいじめを受けて退社した経験があります。
この時は本当にモラハラやお局おばさんの怖さを知りましたし、悔しい気持ちでいっぱいでした。
辛かったね
もうお局おばさんとは関わらない
お局おばさんに嫌われると、ぼっちになる上最悪の場合退職するしかないほど、メンタルが追い込まれることになるのです。
お局おばさんの存在が深刻な理由に、「会社が放置している」という背景があります。
「手がつけられない」という表現が正しいと思いますが、お局おばさんは基本的に指示に従いません。
お局おばさんの特徴は以下です
公式ではないマイルールを強要
派閥をつくり影響力を持つ
従業員の噂話を集め弱みを握る
前述したようなマイルールをもとに、自分にとって都合よく働くためだけに会社を使うからです。
自分の立場や権利を守るために、職場の派閥づくりや根回しなどをしています。
お局おばさんのモラハラは当事者しかストレスを感じないので、周りが気付きにくいという性質があります。
もしお局おばさんがいる職場だった場合は、よく考えて転職という選択も検討することをおすすめします。
退職代行の会社に相談して手続きを代わりにすすめてもらうことも可能です!
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人事が教える会社で関係を築く意味
ぼっちになりやすい環境についてお話ししてきました。
自分だけが悪いわけではないというのが、僕のぼっちに対する見立てです。
一方で、組織で働く以上ぼっちを貫くというのは限界があります。
僕は人事として組織開発を専門に研究しています。
人事としての研究から得た知見をもとに、ぼっちを乗り越えてつながりを持つポイントをお伝えします。
転職してもコミュニケーションは重要
話しかけづらさの原因「4つの不安」
関係を良くすると仕事がまわり始める
転職してもコミュニケーションは重要
結論から言うと、コミュニケーションは重要です。
もっと言うと、仕事において最も重要なスキルがコミュニケーション能力です。
いろいろなビジネススキルがありますが、コミュニケーションが全ての基礎になるからです。
帝国データバンク社の調べでは、会社が求める人材像のうち1位が「コミュニケーション能力の高さ」です。
何をするにしても、従業員同士でコミュニケーションが発生するので当然の結果かもしれません。
不動の1位らしい
コミュニケーションは重要だよ
コミュニケーションは、あえて「重要」と言われなくても理解している人がほとんどだと思います。
一方で人事や会社が、なぜ「コミュニケーション能力の高さ」を求めるのかご存知でしょうか。
簡単に言うと、会社や人事は従業員とうまくやっていけるかどうかを気にしているのです。
その理由は以下です
周りを巻き込んでほしい
従業員同士の関係を改善してほしい
既存従業員から学んでほしい
周りと、「関係構築」できる人材を会社は求めていると言えます。
実際に、僕が8回転職して見てきた会社で、共通して評価されていたのは明るくて柔軟なコミュニケーションをするタイプでした。
また、人事の選考基準で重視するのは「約87%」が人柄ということが、ヒトクル社の調べでわかっています。
人柄とは性格に関わることで、コミュニケーション能力を含めたその人から感じられる要素全般をいいます。
採用基準で重視することは、「人柄」が86.6%で最多、「今後の可能性」「前職での経験・成果」
ヒトクル|正社員採用に関する調査
僕も3000人以上の面接をした経験から、今では「人柄」重視で選考を徹底しています。
同調査で、どうやって「人柄を判断しているのか」というポイントにコミュニケーションを磨くヒントがあります。
話す時・聞く時に目を見ているか
回答のテンポ・リズム
場に応じた感情表出ができているか
目を見ることや、感情を表すというのは基本的なことかもしれませんが、それが相手に印象付ける要素になるのです。
日常の業務でも目をみなかったり、無表情で過ごしていると、相手からの印象は下がります。
選考で重視されることは、日常でも重要です。
人事は仕事柄、人間観察をしますが、人事でなくとも相手の観察はしていて人柄や印象で関わるかを決めます。
この印象が悪ければ、自然とぼっちになる可能性が高くなります。
まとめると、どんな会社に行こうともコミュニケーションは求められます。
相手から「見られている」という意識を持って、コミュニケーションの能力を少しずつ上げていきましょう。
話しかけづらさの原因「4つの不安」
冒頭に組織や人の問題は捉えづらいとお伝えしました。
事実、組織や人の関係性は会社によって組み合わせが無限にあるので千差万別です。
一方でGoogle社の調査によると、組織や人がパフォーマンスを発揮するための法則があることがわかっています。
180ものチームを対象とする膨大な調査は、Googleほどの巨大企業だからこそできたのだと思います。
リサーチチームは、世界中のマネージャーから集めた情報を元に、リサーチの対象とする 180 のチームを決定しました。
Google│「効果的なチームとは何か」を知る
すごい研究
この研究から色々発見されたよ
このGoogleの調査結果から、人や組織がパフォーマンスを発揮するためには、「5つの要素」を意識する必要があることがわかりました。
成果の高いチームに確認された要因です
心理的安全性
相互信頼
構造と明確さ
仕事の意味
インパクト
やや難しい言葉が多いですが、この5つの要因の中でも特に重要とされるものが「心理的安全性」です。
心理的安全性とは、簡単にいうと「自分がありのまま」でいられる状態をいいます。
例えば、「ここでは何を発言しても大丈夫だし責められることはない」と、心から思えるかどうかがポイントです。
ちなみに、日本では文化が異なるため、少し表現を変えており「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」の4つで表現しています。
ただ日本版の意味は、ほとんどGoogleが提唱するものと変わらないので、特に覚える必要はありません。
なんでも言っていい
本当に安心できる空間だよ
このGoogleの研究から、「心理的安全性」を重視する会社が増えてきているのです。
HR総研の調べでは、心理的安全性が重要であると答えた会社は「90%」以上にのぼります。
この結果を見ても、「心理的安全性」というものが、いかに重要視されているかがわかると思います。
これは、日本だけでなく世界中で、安心できる職場が少ないということを表しているのです。
実際僕は8回転職しましたが、心理的安全性が保たれていた職場は1社だけでした。
また、タバネル社の調べによれば、心理的安全性が高いと感じるチームは「18%」だったことがわかっています。
ぼっちになってしまう理由にもつながるのですが、実は話しかけづらさはこの心理的安全性の低さが影響しているのです。
心理的安全性を下げる「4つの不安」というものがあります
無知だと思われる不安
ネガティブだと思われる不安
無能だと思われる不安
邪魔だと思われる不安
僕はこの4つの不安を初めて知った時、ドキッとしました。なぜなら全て自分に当てはまったからです。
ぼっちを経験している人には、この4つの不安を抱えている人が多いのではないかと思います。
僕も不安ある
誰でも感じている不安だよ
この4つの不安をすべて解消するのは難しいかもしれませんが、同じような不安を抱えている人が大勢いるのだということをまず知ってもらえたらと思います。
世界中の誰もが同じ不安を抱えているのです。
そのうえで1つずつ不安を取り除いていき、「ここは安心できる」という状態に持っていくことが重要です。
もうおわかりだと思いますが、心理的安全性は1人で作れるものではありません。
周囲の協力と理解がなければ、安心できる職場は実現できないからです。
自分からできることとしては、話しかけてみたり、自分のことを話してみたりすることがあります。
そういった関係を築くことを積み重ねていくことを続けることで、自分の周りから心理的安全性の輪を広げることができるようになります。
ここで『ロラックスおじさんの秘密の種』から言葉を引用します
「あなたが何もしなければ世界は変わらない。何もね。」
大事なのは自分がどうしたいかです。自分が関係を築きたいと感じるならできることからはじめてみましょう。
僕は周りと関係性を築き、心理的安全性をつくったうえであえてぼっちをしています。
ぼっちにはぼっちのメリットがありますので、自分の心地よい距離感を探すことが重要だと考えます。
関係を良くすると仕事がまわり始める
関係を変えると仕事がうまくまわります。
関係が良くなれば仕事がうまくいくことは、なんとなくはイメージできることです。
ただこれは実際に『学習する組織』という、有名な本の中で提唱されている研究なのです。
この記事を読んでいるあなただけに、特別にお伝えします。
『学習する組織』は、会社で働くうえでの重要なヒントが書かれている本です。
1000冊以上のビジネス書を読んだ中で、1番重要なことが書かれています。
働き方について、これ以上具体的に書いている本はありません。
僕たち働く側にとって、特に重要なのがこれからお伝えする「成功循環モデル」です。
組織において、「関係」をよくすることからはじめる取り組みを「成功循環モデル」といいます。
ダニエル・キム教授が提唱する「成功循環モデル」の特徴は、組織の結果の質を高めたいとき、まず関係性の質を高めるべきという点です。
schoo|成功循環モデルとは?活用するメリットy方法を解説
仲良くすることから
コミュニケーションが重要だね
ちょっと難しい言葉が多いですが、簡単に言うと前述した心理的安全性を高めることが、関係を変えるために有効とされています。
もっとわかりやすくお伝えすると、話しかけやすく、思ったことが言えるようになることからはじめましょうという理論です。
結局ものごとは人のコミュニケーションで成り立っているのです。
関係からかえていくのが「成功循環モデル」ですが、逆に結果から変えようとするものは「失敗循環モデル」といいます。
この失敗循環モデルも、特に難しい話ではなく僕たちが働く会社でよく起きてることです。
失敗循環モデルの例です
結果を求められてプレッシャー
競争がはげしくなりギスギスする
数字しか評価されず人間関係が希薄
多くの会社が結果から求めようとします。
それは経営においては、当然の判断なのかもしれません。
一方で結果から追求すると、関係が悪化するのは容易に想像できます。
結果を求めようとするなら、まず「関係から」ということが『学習する組織』で語られているポイントです。
急がば回れ
その通りだね
この理論は経営などの雲の上の話ではなく、働く僕たちこそ意識するべき内容なのです。
自分の仕事に置き換えても、結果から急ぐのではなく、周りとの関係の質を上げていくことで結果的にうまくいきます。
そうするとぼっちになる可能性もさがり、会社の居心地もよくなるのです。
感度の高い会社は実際にこの、成功循環モデルを含めた理論を実践して結果をだしています。
「学習する組織」の手法はインテル、ナイキ、ユニリーバ、VISAなど多くの組織で導入され、効果をもたらしてきました。
英治出版|インテル、ナイキ、日産など有名企業が続々導入するマネジメント手法、初の入門書『「学習する組織」入門』出版のお知らせ
ここまでをまとめると、仕事で結果を出すにもまずは関係を改善することが重要です。
経営者も取り組むほど、重要な関係やコミュニケーションの改善は、個人の僕たちにとっても取り組む価値があるものと言えます。
ぜひ、周りとの関係を築く自分なりの「一歩目」を考えてみてください。
目を見て挨拶するだけでも、印象が変わるのでおすすめです。
新しい職場に行くとき、退職の手続きが面倒だと感じたら退職代行に丸投げすることも可能です。
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雑談も楽になる!職場で病まない方法
ここまではコミュニケーションの価値を、組織開発のプロとしての目線でお話ししてきました。
社会で働く以上、コミュニケーションなしでは生きていけないのが僕たち人間です。
ここからは具体的に「話せるようになる」方法を人事視点でお伝えします。
これで大丈夫!雑談が簡単になる技術
雑談さえ不要!楽すぎる伝え返しとは
会社を利用する思考法静かな退職とは
これで大丈夫!雑談が簡単になる技術
僕が雑談力を上げるために読んで、役に立った本のテクニックをご紹介します。
僕は何かに悩んだりつまずいたりしたときは、本を必ず読みます。
そしてポイントは同ジャンルの本を3冊は読むことです。そうすると共通点が見つかります。
共通点は普遍的なことが多いので、各書籍から共通点を抽出することが読書では重要です。
結局本も、有名な本からエッセンスを引用して、抽出していることがほとんどなのでやっていることは同じです。
みんな引用する
本の最後の引用欄でわかるよ
雑談のポイント
雑談で悩んだ時に読んだ本は、心理カウンセラーで、GCDFキャリアカウンセラーでもある五百田達成氏の『超雑談力』という本です。
70万部も売れているということは、つまり多くの「ぼっち」が雑談に困っているということです。
僕もその1人です。
7つのルールとして紹介されているものは以下です
とにかく会話のやりとりを続ける
感情をやりとりする
体験談を話す
肯定する
リアクションを大きめにする
趣味や身近な話題
ありがとうで切り上げる
この書籍に限った話ではないですが、雑談やコミュニケーションで重要なことは「面白いことを言おうとしない」です。
もうこれだけでハードルがガクンと下がる気がしませんか?
本で紹介されている内容も、要約すると悪口や噂話でなければなんでもいいんだよということだと受け止めました。
話し方のポイント
もう一冊は、五百田達成氏の『話し方で損する人得する人』という本です。
沈黙を埋めようとせず沈黙を怖がらない
自分ではなく相手の言葉で話す
すぐ用件に入らない
話し方で悪い印象を与えると、いくら雑談をしても意味がありません。
一方でいい印象を与えれば、雑談が盛り上がらなくても好印象を与えることができます。
『話し方で損する人得する人』を読んで、僕が重要だと思ったポイントは「相手」に合わせることです。
ゆっくり聴く
言いたいことばかり言わない
特に、すぐ用件に入ったりする人はあまり好感を持たれません。
すぐに用件や本題に入らず、相手と一緒にリラックスできる方法として「チェックイン」というものがあります。
チェックインは本には書かれていないのですが、用件に入る前に自分のことを話すというものです。
「チェックイン」とは、会議におけるアイスブレイクの一つで、テーマを決めて参加者が順番に話していく手法のこと。初対面の人が集まる場では短い自己紹介をしたり、毎週行われる定例会議では「今日の気分」や「最近ハマっていること」などをテーマに話したりします。
日本の人事部丨チェックイン
最初に「自分のこと」を話すことで、緊張感がとけます。
会議でも使えますが、日常会話の中でも応用できるので、僕はまず「自分のくだらない話」をするようにしています。
最初の滑り出しがリラックスできれば、あとは流れで本題も話せるのです。
話しかけられるポイント
最後のポイントは、「話しかけられる」ポイントです。
こちらは有川真由美氏の著書『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』を読んでためになった部分をご紹介します。
話す能力も大事ですが、自然と話しかけられる雰囲気というのもぼっち脱却には重要です。
事柄ではなく気持ちに触れる
自分の弱みを出せる人には話しやすい
飾らない素の自分の人には話しやすい
僕は話しかけられやすいタイプです。特に意識しているわけではなかったのですが書籍で書かれていた内容のことを実践できていたようです。
最初から話しかけやすかったわけではありません。以前は他人に弱みを見せることは、怖いことのような感じがしていました。
しかし、弱みを見せて自然な自分でいるようになったらなんとなくですが、話かけられることが増えたのです。
また話かけられた時に事柄ではなく、相手の気持ちや感情に共感をしめしたり反応することはいつもしています。
例えば「プロジェクトが辛かった」という内容だったら、プロジェクトではなく「辛かった」というところに反応する感じです。
自分が話しかけたことを想像してもらえるといいのですが、自分のことをわかってくれたような気持ちになるとその人と「また話そう」と思えるものです。
雑談さえ不要!楽すぎる伝え返しとは
「伝え返し」という言葉をご存知でしょうか。
言葉のイメージそのままなのですが、相手の言葉をそのまま返すというものになります。
これはキャリアコンサルタントが使うテクニックで、マイクロカウンセリング技法の1つです。
「伝え返し」は、「私はあなたのことばをしっかり受け取りました」という合図になります。相手を安心させる効果があるのです。
ダイヤモンド|1000人の著名人を取材したインタビュアーが実践!「伝え返し」と「要約」の極意
伝え返しはオウム返しと似ていますが、「あなたは、こう感じていると私は受け取っています」と相手に理解していることを伝えるところが大きく違います。
例えば僕が「昨日飲み過ぎて辛かったんですよ」と伝えたら、伝え返しをする人は「飲み過ぎて辛かったんですね…」と返事をするような会話の流れです。
簡単にできる
コツを掴むと会話が楽だよ
伝え返しをしてみるポイントは以下です
感情が現れた言葉(ムカついた等)
価値観が現れた言葉(本が好き等)
考え方が現れた言葉
相手が特に話したい内容の言葉を繰り返すだけで、「わかってくれている」と感じられるのです。
僕はキャリアコンサルタントの資格をとるまでは、会話は「話題」が必要だと思い込んでいました。
しかしこの伝え返しを学んでからは、会話は相手の話題に「ついていく」イメージで、伝え返しをしていればよいということに気づいたのです。
ぼっちになりやすい人は、他人との雑談をどうすればよいかがわからないという人が多いです。
それは僕と同じように話題が必要だと思っているからだと思います。
一方でこの伝え返しを覚えれば話題に困ることは少なくなりますし、相手との信頼関係も築く事ができます。
特にキャリアコンサルティングが目的でなければ、ただ相手の話題を伝え返すだけでいいので「しっかり聴いてますよ」と安心感を与えられるのです。
また、相手が話した言葉をほぼそのまま伝え返しをするので、相手が「自分の耳」で聴くことができます。
そうするともう一度相手は自分の話した内容を聴いて、さらに深掘りした話題に進むという流れです。
やってみるとわかるのですが、意外にそのまま相手との会話が続きます。
僕もそうですが、人は自分のことを「わかってくれる」と感じると、もっと話してみようと思うものです。
実際にキャリアコンサルタントの現場では、この伝え返しだけでほとんど成立するほどです。
会社を利用する思考法静かな退職とは
雑談など関係を築くことは重要です。
一方でどうしても、ぼっちから抜け出せないような職場もあります。
そういった職場だった場合はコミュニケーションを努力するのではなく、頭を切り替えていくことが重要です。
どうやればいいの?
ポイントを伝えるよ
「静かな退職」という言葉をご存知でしょうか。
簡単に言うと、仕事で「頑張らない」ということです。
「静かな退職(quiet quitting)」とはキャリアアップや昇進などを目指さずに必要最低限の仕事をこなす働き方のこと。ただし、実際に退職をするわけではなく、退職が決まった従業員のような余裕をもった精神状態で働くことを指している。
マイナビ|Z世代だけではない!社会に広がる「静かな退職」とは?
転職や副業、プライベートなど自分が目指したいものに対して時間を使うことが「静かな退職」のポイントです。
実際に退職するわけではありません。
僕はいくら会社が嫌いでも、勢いや感情で辞めることはおすすめしていません。
最低でも次の会社の内定が出てから辞めるべきです。
仮に転職を考えるならエージェントに相談しておきつつ、自分の希望する会社が見つかるまでは会社を利用するべきなのです。
そういうことか
頑張るだけじゃないんだよ
ぼっちが嫌で改善しようとしても、改善できない環境は正直あります。
その場合は自分のために会社を使います。
GPTW Japan社の調べでは、静かな退職はどの年代でも起きていることがわかります。
また、静かな退職を選ぶ理由の1位は「プライベートな時間が確保できるから」となっています。
実際に僕が経験したブラック企業では人間関係が劣悪で、ぼっちの状況の改善が見込めなかったので、静かな退職を選びました。
必要最小限の働きをしつつ、評価も気にしないので自分のために時間を使えます。
本当に退職をする場合、有給消化をさせてくれない会社もあります。言い出しにくい会社なら退職代行に相談もありです。
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職場ぼっちのよくある質問
- 仕事でモチベーションが保てないのですがぼっちの生きがいってなんですか?
-
ぼっちの生きがいは自分のために時間を使えることです。付き合いが多い職場では自分の時間が少なくなります。仕事は早く片付けて自分の好きなことや勉強に時間を使うことをおすすめします。
- 職場でぼっちなので転職をしたいのですがぼっちでも転職はできるものでしょうか?
-
ぼっちでも転職は可能です。一方で自分だけで判断したりすると思い込みによってミスマッチを経験することになるかもしれません。エージェントに相談しながら自分の価値観にあった職場をさがしていきましょう。
- 職場のぼっちは客観的に見てどう思われているのでしょうか?
-
一括りすることはできませんが、ぼっちが好きなのかなと思われている可能性はあります。声をかけない人は意地悪ではなく、ぼっちの人の邪魔をしないようにしているかもしれません。
ぼっちは気にしない!合う職場はある
最後まで読んでいただきありがとうございました。
どうもです!
ありがとうございます!
僕自身もこれまでぼっちで辛い経験をしてきましたが、記事でお伝えしたように今ではあえてぼっちでいます。
ぼっちには、ぼっちのメリットがある一方で社会でずっとぼっちでいるわけにはいかないことも事実です。
自分が心地よいと思えるバランスでぼっちをうまく使っていきましょう。
まとめます
ぼっちのメリットを使い分ける
コミュニケーション力は磨いていく
雑談することを難しく考えない
雑談は別におもしろいことを言う必要はありません。
今の気持ちを伝えたり、昨日読んだ本の内容などちょっとしたことでいいのです。
少しずつでも話していくことができればぼっちに悩むことは減っていきます。
なぜなら話すことで孤独感は和らぎますし、孤立しているわけではないということを実感できるからです。
ぼっちにしているのは自分自身ということを意識してみると、なにか次の行動につながるかもしれません。
もし自分で辞めることが難しい職場であれば、退職代行
退職代行を使えば「嫌な上司」や「行きたくない会社」とのやり取りを丸投げできるので、ストレスなく退職することができます!
安心できる全額返金保証もついているので、まずは気軽に無料相談してみましょう。
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この記事があなたの役に立てていれば嬉しいです。