自己投資で失敗したくない!自腹600万円使ってやってよかったものを自己投資マニアが紹介

フユスケ

スキルアップしたいんだけど何やればいいんだろう…

ナツル

意識高い人って何やってるんだろう…

社会人になると仕事やキャリアで悩むので、「自己投資」が必要だと感じる機会が増えます。

なぜなら仕事をこなしているだけの日々では成長に限界があるからです。

転職の悩みも同じですが「このままでいいのかなー」と漠然とした悩みがでてくるのです。

この記事の結論でお伝えするのは、自己投資は自分の「強み」を伸ばすためにやるべきということです。

この記事のまとめ
  • 自己投資は自分の強みに対して行うことで高いリターンを得る
  • 自分の強みがわからないのであれば読書などで興味や関心をひろげる
  • 適当に自己投資をしても効果はないので自分に合ったものを見極める

とりあえず意識高めに何か始めても、結局続かないので意味がありません。

僕がおすすめする強みにフォーカスした自己投資のポイントを学んでもらうことで、失敗する確率を大きく下げることができます!

記事を書いている僕は、自己投資に少なくとも600万円以上自腹で使ってきました。

MBAや国家資格キャリアコンサルタントだけではなく、海外への勉強など含めて多くの自己投資にお金を使ってきた経験をもとに執筆しています。

最後まで読んでもらえばどんな自己投資をするべきなのか?という勘所を抑えることができるはずです。

ぜひ最後までお付き合いください!

この記事を書いた人

実務経験15年以上のベテラン人事
 ✓採用と人事制度づくりが専門
国家資格キャリアコンサルタント
 ✓キャリア相談のプロ
MBAホルダー(経営学修士)
 ✓経営と会社についての学問をマスター

いいキャリアを研究することに人生をかけている人事の「ハルシバ」です。
目次

社会人に自己投資が重要な理由をベテラン人事が解説

まず最初に自己投資をする意味について、人事目線でお伝えさせていただきます。

なぜ社会人にとって、自己投資が不可欠かというと答えはシンプルで、「何もしなければ何も起きない」からです。

あなたが恵まれた環境に生まれたのであれば、自己投資をする必要はありませんが目指すものや求めているものがあるなら自己投資をしない限りは手に入る可能性は低いでしょう。

自己投資が重要な理由
  • 自己投資の目的は強みを最大化するために行う
  • 本当にリターンのある自己投資とは何か

自己投資の目的は強みを最大化するために行う

「自己投資」という言葉の定義は、ざっくりと言うと自分に対して時間とお金をかけて自分自身を成長させることです。

ただ自己投資の定義は広く、解釈も人それぞれなので、自己投資ならこれをやるべきというものはありません。

僕の考えは「自分の強み」に対する投資ですが、まずは世の中の実態をみていきましょう。

アスマーク社の調べによると最も多い自己投資は「読書」であることがわかります。

自己投資の種類
引用:アスマーク|ビジネスに関する自己投資をしている人は何割?

読書や資格取得といった、知識を増やすことは成長につながるイメージがあるので実践しやすいのでしょう。

人事ハルシバ

とはいえ読書はマジで重要です

フユスケ

本読まないなー

また、BOD社が実施した別のアンケートでも読書が1番でしたが、継続したいものとしては「外見」や「健康」が上位に。

続けたい自己投資
引用:BOD|2024年 継続や新たに自己投資したいモノ

ざっくりと、自己投資と言われるものをまとめるとこんな感じです。

  • 書籍購入
  • 外見への投資
  • 健康への投資
  • 環境(設備)への投資
  • 資格取得
  • 人脈づくり
  • 研修やセミナー参加
  • 語学習得
  • スクール
  • オンラインサロン

自分にとってプラスになることであれば自己投資と言えてしまうので、かなり幅広い投資の対象があるのが自己投資の特徴です。

これだけの選択肢があると、何からやればいいのかわからなくなってしまうもの。

ナツル

たしかに、どれがいいんだろう?

この記事ではわかりやすくポイントをお伝えするために、僕が検証を重ねてたどり着いた自己投資の考え方をお伝えします。

それは冒頭にお伝えしたように「自分の強み」を伸ばすために行うことです。

人事を長くやっているとわかるのですが、人には必ずそれぞれの強みがあります。

  • 自分の専門性があるもの
  • 価値を提供できるもの
  • 教えてほしいと言われるもの

その自分の強みに対して、自己投資をすることでさらに強みが強化されて、キャリアアップや市場価値の向上につなげていくことが目的です。

自己投資は何でもかんでもやればいいというわけではありません。リターンがある、つまり投資したものが大きく返ってくるものに対して行うべきです。

この強みに対する投資という、ポイントを抑えただけでもかなりショートカットができているはずです。

本当にリターンのある自己投資とは何か

僕がこの記事でお伝えする自己投資のポイントは、前述の通り自分の強みに基づいたものです。

手当たり次第、良いと言われるものをやるのも最初はいいのですが、消耗してしまう可能性もあります。

あなたが自己投資で失敗したくないと考えているのであれば、記事でお伝えする強みに基づいて考えていくことをおすすめします。

人事ハルシバ

強みは他の人からも真似されにくいよ

ナツル

自分の強みってなんだろう…

自己投資の対象を大きくまとめると以下になります。

  • 健康に対する投資(パフォーマンス維持・向上)
  • お金に対する投資(経済的な安定を目指す)
  • 心に対する投資(メンタルヘルスや自己理解)

この3つのどれをやっても自分に対するリターンはありますが、目的がないと効果は半減してしまいます。

そこに、「自分の強み」を伸ばすという目的があれば、それぞれの自己投資が相乗効果が現れ効果も大きくなっていくのです。

目的がなく自己投資をするのは、どこに向かって歩いているのかをわかっていないのと一緒で効率が悪いのです。

人事ハルシバ

何のためにやるのかが重要です

ただ、自分の強みがわからないのであれば、まずはその強みを見つけるために、自己投資をすることがよいでしょう。

自分の強みを知らないまま高額な自己投資をしたところで、何も得られない可能性もありますし、僕も失敗した経験があります。

一言で言うなら、「自己理解を深める」ためにお金を使う。

自己理解を深めて自分の強みを強化すること、これこそが本当にリターンを得られる自己投資といえます。

強みにフォーカスするメリットはいくつかあるのですが、大きいメリットとして「自己肯定感」が高くなることがあげられます。

一方で弱みを伸ばそうとしたり、コンプレックスを克服することは、大きなストレスが伴い継続が難しいのが僕の実感です。

しかも苦手分野に投資をしても、あまり高い効果は得られないのです。

人事ハルシバ

経験上、苦手なものには効果がありませんでした

ちなみに、アスマーク社の調べによると、自己投資をしている人は約23%とかなり少ないことがわかります。

自己投資する割合
引用:アスマーク|ビジネスに関する自己投資をしている人は何割?

そもそも日本人は、社会に出た途端に「学ぶことを止める」と言われており、自己投資をしているだけでも差別化ができてしまいます。

内閣府の調べでも、リカレント教育(学び直し)は先進国の中で最下位レベルです。

学び直し
引用:内閣府|リカレント教育の現状

何が言いたいのかというと、自己投資をして学ぶことを始めるだけで、差がつくということです。

さらに自分の強みを早い段階で見つけて、強みを育てることができれば差が広がるのは間違いないでしょう。

自腹でやってよかったと思えた自己投資8選

やってよかった自己投資

自己投資は自分の強みに対して、行うべきということをお伝えしてきました。

ここからは、僕が実際にやってよかったという実感を得られた自己投資を8つお伝えします。

自分の「強み」に対して、自己投資を行うということに気づけたのは最近の話ですが、そこに至るまでにやったものの中で、特によかったなと感じるものをまとめました。

自腹でやってよかった自己投資
  • 読書で知見を広げる
  • 健康にお金を使う
  • 技術や知識を学びスキルアップする
  • 人間関係を広げる・深める
  • 副業で経験を増やす
  • 転職活動を定期的に行う
  • 外見にお金を使う
  • 経験にお金を使う

読書で知見を広げる

読書は多くの人が、自己投資でおすすめする定番です。

高くても2,000円程度の「ビジネス書」や「自己啓発書」を読むだけで良いので、コストパフォーマンスが高くて人気です。

しかし実際のところ本を読んでいる人は少ないことが、フタバ社の調査によってわかります。

自己投資として読書をするということ以前に、習慣を変えて読書ができるようになることが必要ですね。

読書習慣
引用:フタバ|そもそも「読書習慣がない」方が多い

僕が読書をおすすめするポイントは、手軽に興味や関心の幅を広げることができるところです。

興味や関心というのは、自分の強みを探すために有効なのです。

僕がMBA(経営学修士)を取得したのも本がきっかけでした。

いろんな本を読んでいるうちに、自分が選んでいるのは「コンサルティング」や「経営」に関するものが多いということがわかり、もっと知りたいと思ってMBA(経営学修士)を目指したのです。

人事ハルシバ

本を読むことで世界が広がります

フユスケ

知らないことが多い…

ものごとは、知らない限り認識することができないものです。

読書を通じて新たなものごとを知ることで、価値観がハッキリとしていき、自分にとって何が興味深いのかということがわかっていきます。

だから自分の強みがまだはっきりしていないという人は、読書からスタートしてとにかく知見を広げていくことをおすすめします。

自分のことがよくわからない状況なのであれば、文字通り「手当たり次第」でもよいです。

まずは気になった本を手にとって読むことが重要です。

読書は知識を得るために行うだけではなく、このように自分の興味を探ることにも使うことができます。

健康にお金を使う

健康はすべての活動の基礎になるので、投資するべき対象の1つです。

僕は昔から自分のパフォーマンスをもっと上げたいと考えていたので、健康に対してはお金や時間をかけてきた方だと思います。

実際にやったことは以下のようなものでした。

  • ゴールドジムに通って筋トレ
  • 食生活を変えて糖質を控える
  • 生活リズムを変えて朝活をする

ここにあげたもの以外でも世の中で良いといわれたものは一通り試してみたと思います。

ただ健康については正解があるわけでもなく、一朝一夕で何か変わるものではありません。

無理のない範囲で心身によいことをするというくらいが、実際にはちょうどよかったです。

頑張らないといけないやつは続きません。

ナツル

自然と続けられるのがいいんだね

上記の中でも、1番効果が高かったのは、食生活を変えたことでした。

僕はコンビニの弁当やお菓子が大好きで、毎日のように食べていたのですが、ある時健康診断の結果が悪くなったのです。

色々考えた結果、コンビニで買う弁当やお菓子がよくないことに気づきました。

それから僕は、お菓子やジュースなどを買う習慣を止めて、すべて自炊にすることに。

結果的に体調は良くなり、自分のパフォーマンスが明らかに良くなったと感じています。

野菜など自然なものを食べるようにしたので、食費は高くなりましたが仕事のパフォーマンスや将来的な健康リスクを考えると、若い頃から投資しておくべきだと考えます。

技術や知識を学びスキルアップする

自己投資するなら市場価値を高められるものに対して、お金や時間を使うことが有効です。

仕事だけをしていても、成長する幅は限られているので自分で考えて行動する必要があります。

僕は読書だけでは成長は難しいと感じるようになった時期があり、実際に学ぶ資格やスクールに通うようになりました。

資格やスクールは新しいことを学ぶだけではなく、「その道」が自分に合うか合わないかも判断することができるので、転職より低いリスクで実験ができます。

人事ハルシバ

実際に僕が学んだのはこんな感じです

  • プログラミングスクール(通学)
  • 行政書士資格取得(通信)
  • MBA|経営学修士(通信)
  • 絵画教室(通学)
  • キャリアコーチング(通学)
  • 国家資格キャリアコンサルタント(通学)
  • Webマーケティングスクール(通信)

ほとんどが数年単位の学習なのですが、我ながらいろいろやってきたと感じます。

特にプログラミングスクールは、仕事終わりに毎日通ったりして頑張って学ぼうとしていました。

当時はエンジニアバブルといわれるほど、エンジニアの待遇が良い時期だったのでぶっちゃけ僕もエンジニアになることを検討していたのです。

ただ今思えば、エンジニアバブルは崩壊しているので、あの時思いつきでエンジニアになることをしなくて良かったと感じています。

フユスケ

ブームの勢いで転職するのは危険だね

一方でMBA(経営学修士)は、本業である人事の仕事によい影響がありました。

経営について広く学ぶことができたので、人事として必要とされる能力が上がったことに加えて今後も人事という仕事の需要がなくなることがないとわかったからです。

このように自己投資することで自分にとってプラスのことがある、資格やスクールには価値

人間関係を広げる・深める

社外の人との付き合いをすることで、僕は自分のキャリアを拓くことができました。

その経験があるので人間関係を広げることや深めることに、投資することをおすすめできます。

人事ハルシバ

いろんな人のおかげで今のキャリアがあるよ

ナツル

出会いって大事なんだね

僕がやってよかったと感じた、人間関係に対する投資は以下です。

  • ビジネススクールでの交流
  • 転職活動で積極的に情報収集

外の世界を知るために、社外の人たちと交流をしていたのですが、そのおかげで転職先が見つかったこともあります。

1番よかったなって思うのは、レアな転職先が見つかったことですね。

求人は全ての転職エージェントが持っているわけでもないし、そもそも求人として公開されていないこともあります。

自分の得意分野やキャリアの認知度を広げることで、僕のように思わぬスカウトをもらうこともあるのです。

人事ハルシバ

自分で行動しなければ無理でした

またビジネススクールで社外の人たちとつながることで、いろいろな刺激をもらいました。

当時僕はブラック企業で働いていたので、メンタルが落ち込んでいたのですが、ポジティブな人たちと交流することでバランスが取れたと思います。

その時のつながりのおかげで、自分の働く環境を客観的に見つめ直すことができたのです。

副業で経験を増やす

副業も自分の成長につながる自己投資の1つです。しかも仕事なのでお金も入ってくるのがいいところ。

僕は副業でWebライティングやブログをはじめてから、いろいろな経験が増えました。

  • セルフブランディングを考える経験
  • 自分で著書を出版する経験
  • 企業から記事を紹介される経験

本業の人事だけをしていたら、一生経験しないことばかりです。

人事ハルシバ

本当に副業ははじめてよかった

フユスケ

僕もやってみようかな

僕が副業をおすすめする理由は、収入だけではなく自分でお金を稼ぐ力を身につけることができるから。

副業のジャンルはいろいろありますが、できるだけ自分の資産になっていくものを選ぶべきです。

簡単にいうとアルバイトやパートなど、時間を切り売りするもの以外です。

アルバイトやパートの副業でも経験は増えますが、一生働き続ける必要があるのがデメリットです。

一方でブログやYouTubeなどの情報発信は、セルフブランディングにもつながりますし資産として残ります。

収益が出るようになれば手をかける時間を減らして、生活することもできます。

もちろん簡単ではありませんが、本業や興味のあるジャンルに関する情報発信であれば勉強にもなります。

僕はブログを継続したおかげで、著書も出版することができるようになりました。

転職活動を定期的に行う

僕は以前キャリアコーチを受けた時に、メンターから定期的に転職活動をすることを勧められました。

当時僕は、転職活動は転職する時だけにやることだと思っていたので衝撃を受けたのを覚えています。

実際に転職をするわけではありませんが、よいところがあれば転職してもいいと思います。

定期的に転職活動をするメリットはこんな感じです。

  • 自分のキャリアを棚卸しできる
  • 市場価値を知ることができる
  • 転職エージェントとつながりを維持できる

1番のメリットは市場価値を知ることでしょう。

会社で働いていると、自分のやっていることがいいのかわからなくなることが多いからです。

今の自分の適性年収や、必要な経験を転職エージェントから情報収集したりすることで軌道修正ができるようになります。

特に転職エージェントとのつながりは、意外と大事で求人が動いた時に教えてくれたりするメリットも。

フユスケ

そういうメリットもあるんだ…

人事ハルシバ

転職エージェントと仲良くなるのはおすすめです

気軽に自分の市場価値を知りたいという場合は、カジュアル面談がおすすめです。

カジュアル面談は、選考ではなく顔合わせのような扱いになります。

そのため気軽に他社の人事や、役員と話すこともできるのです。

他社の人と話すことは気づきも多く、転職をしなくてもメリットがあります。

ビズリーチなどのスカウト型サイトに登録しておくと、プラチナスカウトを受け取れるので、とりあえず登録しておくのもいいでしょう。

外見にお金を使う

僕はもともと営業職だったので、外見に対して意識が高い時期がありました。

見た目の影響力は意外と大きい、ということに気づけたのは営業職をやっててよかったと思えたことの1つです。

人事ハルシバ

かなりお金をかけました

ナツル

見た目って大事だよねー

僕がやってよかったと思えたのは以下です。

  • オーダースーツを買い揃える
  • 顔のほくろを除去する
  • ゴールドジムに通って身体を鍛える

オーダースーツは1着10万円くらいするものでしたが、やはり一般的なものとはフィット感が違います。

営業職として「しっかりしてそう」という印象を与えられることに加えて、自分の意識が高くなるのを感じました。

今はスーツを着るような仕事ではなく、オフィスカジュアルですが、それでも仕事で着る服には注意するクセがついています。

人事ハルシバ

見られているという意識は大事です

また筋トレも外見への投資の1つで、体格や姿勢が良くなるだけではなく生活も改善されます。

筋トレをするまではまったく食生活に気を遣っていなかったのですが、筋トレを始めてからは意識的に健康的なものを食べるようになりました。

僕は20代のころは、ずっと顔色が悪いと言われてきたのですが、筋トレをして生活を改善してからは、顔色について何か言われることはなくなりました。

外見への投資は、見た目だけではなく内面も変わっていくきっかけになるのでおすすめです。

経験にお金を使う

最後にお伝えするのは、「経験」にお金を使いましょうという話です。

経験をしない限りわからないことが多いですし、経験からキャリアが拓かれることもあるからです。

僕は実際にいろいろやってみる精神で、自分が興味を持てることにはチャレンジしてきました。

  • アメリカのシリコンバレーに企業研究
  • 中国の深圳に行き最先端の技術を研究
  • 起業をしようとした経験

僕の場合は企業や技術研究をするために、海外に行ったことがやって良かったと感じています。

当時はMBAなどのつながりで、海外のスタートアップの勢いを知ろうという動きが盛んだったのです。

僕はそれまで日本しか知らなくて、海外の企業はどんなことを工夫しているんだろうと興味を持っていました。

人事ハルシバ

海外のスタートアップが活躍していた時期だったよ

フユスケ

やっぱり海外は違うのかな

当時僕たちは「現地の空気を吸う」ということを意識していて、とにかくビジネスの最先端を知ろうとしていたのです。

アメリカも中国も、費用はかなり高かったのですが得るものは大きいものがありました。

僕は中国で面接する機会も得られたり、起業家と丸一日一緒に過ごしてみるという貴重な経験ができたのです。

人事ハルシバ

かなり刺激的でした

日本にいるだけではわからなかった、海外の企業のスピード感を知ることができました。

残念ながら海外で就職することはできませんでしたが、当時受けた刺激のおかげで今の僕の価値観があると思います。

僕がやってよかったと実感した自己投資の具体的な体験談

やってよかった自己投資

ここまでは、僕がやってよかったと感じられた自己投資についてまとめてお伝えしてきました。

ここからは、そのやってよかった自己投資の中でも特に効果を感じたものを掘り下げてお伝えします。

体験談
  • 読書をするのは良書に出会うためだった
  • 年収200万円アップ?MBA(経営学修士)取得の効果
  • 国家資格キャリアコンサルタントで本業のレベルアップ

読書をするのは良書に出会うためだった

前述の通り自己投資の入門として、読書はコストパフォーマンスもよくおすすめできます。

記事でお伝えしているような、自己投資するべき「自分の強み」をまだわかっていないのであれば、読書で探求することができます。

僕が良書と定義するのは、自分の行動が変わる本です。

僕はこれまでに、ビジネス書籍であれば「500冊」くらいは読んだと思います。

振り返ると、僕のキャリアや人生に影響を与えてきたのは読書でした。

人事ハルシバ

いろんな本との出会いで人生が変わったよ

ナツル

まだあんまり経験ないなー

特に自分の価値観に影響を与えた本は、今でも仕事の考え方や進め方に影響を及ぼしています。

これ以外にも読書には本当に、多くの影響を受けてきたと思います。

  • サーバントリーダーシップをマネジメントの軸にした
  • 大前研一氏の考え方に影響を受けてMBAを取得した
  • 朝活の効果を知り生活リズムを変えた
  • 成功循環モデルを知り人間関係を意識するようになった
  • 多読の効果を知り本をたくさん読むようになった

ただ、とりあえず読書をすれば自分の強みがわかるとか、成長できるというわけではありません。

本は無数に存在しており、世の中には役に立たない駄本と言われるものも多いのが現実です。

ナツル

えーじゃあどうすればいいんだろう

ではどうやったら、良い本を見つけられるのかというとそれは数をこなすしかないというのが正直なところです。

いろんな本の中で自分の行動が変わるような内容に出会うことがあり、それが僕にとっては「良書」でした。

内容がいくらよくても実際の行動が変わらないなら、宝の持ち腐れになってしまいます。

自己投資として効果がある読書は、インプットとアウトプットがどちらもできることが理想です。

最初のうちはいろんな本を読み、実際に行動に移してみるのがおすすめです。

人事ハルシバ

だいたい10%くらいの確率で良書を見つけていました

行動して経験を増やすことで、だんだんと自分の興味や関心がハッキリとしてきます。

興味のある分野が強みになる可能性があるので、良書を手がかりに突き詰めていくといいでしょう。

僕は良書のおかげで少しずつ行動が変わり、キャリアアップにもつながりました。

年収200万円アップ?MBA(経営学修士)取得のそれなりの効果

僕の中での最大の自己投資は「MBA(経営学修士)」です。

MBAというのは経営についての学問を修めた人に与えられる学位で、経営や人事について理解を深めたい人にはおすすめです。

MBAプログラムでは、経営戦略、マーケティング、ファイナンス、リーダーシップといった「ヒト・モノ・カネ」に関連する企業経営に必要な知識を体系的に学ぶことができます。

引用:グロービス経営大学院|MBAとは

いろいろな本で学ぶよりMBAで体系的に学んだほうが、知識として身につきやすいです。

MBAは海外では経営管理者としての免許のような扱いを受ける学位ですが、日本ではまだ取得している人が少ない状況です。

MBA事情
引用:ニューズウィーク|日本人が知らないMBAの真実──努力とお金をムダにしない必要条件とは

MBAはそもそも取得までのハードルが高くて、誰でもできるようなものではありません。

個人的にはアカウンティングなどの財務や数字を扱う課題が苦手だと感じました。

  • 学費が高額(400万円〜)
  • 学習時間の確保が難しい(年間1,000時間〜)
  • 内容が結構難しい
人事ハルシバ

ぶっちゃけ僕には厳しかった…

フユスケ

大変そうだ

当時僕は、ブラック企業の悲惨な環境で働いていたのでなんとか脱却したいと考えていました。

手元にあった貯金を使って何かできないかと考えた結果、たどり着いたのが自己投資という考え方です。

自分への投資は自分次第でどうにでもなり、リターンを大きくすることも可能だと考えました。

貯金を全部使う覚悟でMBAを取得すると決めてからは、生活をガラッと変えて卒業に向けてとにかく勉強をし続けたのです。

人事ハルシバ

文字通り全力で頑張りました

おかげさまで無事に、なんとか最短の2年で卒業することができてMBA(経営学修士)の学位を得ることができるようになりました。

その後の転職活動では、MBAを取得しているということで箔が付いたのか優良企業に入社することができるように。

結果的にMBAを取得後、年収は200万円ほどアップすることができたのです。

MBA(経営学修士)取得後に年収が上がるのは、一般的でキャリアインキュベーション社の調べでは300万円以上アップしている割合は「約57%」にものぼります。

MBA取得後
引用:キャリアインキュベーション|ポストMBAのキャリアに関するアンケート調査報告

MBAのビジネススクール在学中は死ぬほど辛かったですが、自己投資をして本当によかったと思えるものの1つです。

僕の中での気づきは、全力で頑張ってもなんとかなるということ。

まだ自己投資でそれほど努力をしたことがないのであれば、1度くらいは自分の全力を出し尽くしてみることをおすすめします。

国家資格キャリアコンサルタントで本業に箔が付いた

僕の本業は人事です。

仕事として面談や面接が多く、人のキャリアについて触れる機会が多いのが人事です。

僕は人事としてキャリアアップするためには、どうすればいいのかということをずっと考えてきたのですが、キャリア相談のプロというのは自分のブランディングにつながるのではないかと感じました。

キャリアに正解はありませんが、キャリアを考える理論は数多くあります。

そういった知識やスキルを身につけて、丁寧に相談に乗ることができれば人の役に立つことができると考えたのです。

人事ハルシバ

キャリアにも考え方があります

フユスケ

知らんかったなー

一念発起して取得したのは「国家資格キャリアコンサルタント」という資格でした。

文字通りキャリアについて、相談に乗ることができる資格でありキャリアのプロです。

人事も「人」に対してのプロではありますが、みんなそれぞれ我流でやっているのでノウハウが共有されにくいのです。

キャリアコンサルタントを学んで良かったと感じたことは、自己理解を深める理論を理解できたこと。

ぶっちゃけキャリア相談は、本人がどうしたいかに委ねられています。

その本人が何をしたいかわからなければ、アドバイスすることはできません。

自己理解を深めることができれば、どんな方向に進めばいいのかがわかるようになります。

人事ハルシバ

つまり自分をよく知らなければいけません

キャリアコンサルタントの資格を取得することは、学科と実技があるので本当に大変でしたがとって良かったと感じます。

また、資格取得のいいところは取って終わりではなく、そこからさまざまな学びに通じるので知識が広がっていくことです。

僕はこれから先は、人の悩み相談に乗れるように「メンタルヘルス」関連の資格も勉強していこうと思っています。

やってもあまり意味がなかった残念な自己投資4選

やってよかった自己投資

ここまでは僕が実践してよかった自己投資をお伝えしてきました。

ここからは、逆にあまり意味がなかった自己投資をお伝えします。

ここでお伝えするものは、効果を感じられなかったので今ではやっていないものばかりです。

意味がなかった自己投資
  • なんとなく行くセミナーや勉強会
  • 情報商材や有料サロン
  • 自分にとって無理があることすべて
  • 思いつきの資格取得

なんとなく行くセミナーや勉強会

自己投資の選択肢としてよくあがってくるのが、セミナーなどの勉強会です。

人事関連もセミナーやカンファレンスなどが頻繁に行われており、僕もよく参加していました。

  • HRカンファレンス
  • 人事の展示会
  • 人事同士の勉強会

結論としてあまり役に立つものはなかった、というのが僕の感想です。

総じて勉強会やセミナーというのは、大勢に向けた情報発信が多く欲しい情報がないことがほとんど。

本業関連であれば、仕事の時間に行けるメリットはあるものの情報が薄いことが多いです。

人事ハルシバ

参加してよかったというのは少ないです

フユスケ

そうなんだ

展示会なども情報収集として行ったとしても、たくさんの営業にひっかかって消耗するだけでした。

マーケティングという観点で考えるとわかりやすいのですが、セミナーや展示会を実施する裏側には主催者の目的があります。

ある意味「客寄せパンダ」としてのセミナーといえます。

もちろんセミナーの内容が役に立つこともなくはないのですが、大事なことは有料だったりすることが多いです。

フユスケ

それは残念だねー

本当に勉強をしたいのであれば、有料の自分が興味のあるテーマや講師を探していくようにしましょう。

セミナーや勉強会は人脈も作れるのではないかと考える人も多いと思いますが、僕の経験上、勉強会で名刺交換した人はそれで終わりです。

なんとなく交流する中で偶然ビジネスにつながったり、意気投合するようなことはありません。

セミナーに来ている人たちは、セミナーに来たことで満足していることが多く個人的には刺激を受けるようなことはありませんでした。

逆にノリが良く仲良くなろうとしてくる人は、マルチ商法の勧誘だったり保険の勧誘というケースばかりです。

実際僕は勧誘されたことがあり、そういった勧誘がいやでセミナーなどには参加しなくなりました。

ある意味交流会は、そういった本来の目的とは違う人も紛れ込んでいるので注意してください。

情報商材や有料サロン

自己投資をはじめて自分なりに稼ごうと思ったら、誰でもまずはWebで調べると思います。

Webで調べれば自分にあった情報を手に入れることができるからです。

特に「稼ぐ」ことに意識が向いていると、魅力的な情報がたくさん見つかるはずです。

  • 有料の情報商材
  • 優良ツール
  • 有料サロン

これまでサラリーマンだけしか経験したことがなかった人が、いきなり自己投資して自分で稼ごうとしても、右も左もわからないもの。

そこに目をつけているのが情報商材や有料サロンを扱う人たちです。

いわゆる情報弱者を狙って、高額な情報商材を売るような人たちがいるのです。

ナツル

こわい…

人事ハルシバ

気をつけた方がいいよ

情報商材の謳い文句は「稼げる」というものが多く、買えば自分も稼げるようになると思いがちです。

しかし蓋をあければ再現性の低いノウハウだったり、薄い情報の場合がほとんど。

正直なところ、お金が無駄になることが多かったです。

また有料のサロンや、いわゆる「師匠」と言われるような人にお金を払うのも微妙でした。

僕はサロンに何回か加入したことがありますが、毎月支払いをするほど学ぶことはなくがっかりすることが多かったのです。

結局のところ「銀の弾丸」と言われるような、特効薬はどこにもないのです。逆に特効薬を探そうとする人ほどこうした罠にはまってしまうので注意が必要です。

まとめると、今の時代であればWebや本で調べられないことは少ないです。

調べれば基本的にはわかることがほとんどなので、できるかぎり自分で調べてみるクセをつけましょう。

手を動かさず、先に答えを求めようとすると搾取されてしまいます。

自分にとって無理があることすべて

僕の経験では、自分が「無理しているな…」と感じるようなものは、基本的に続けることが難しいと感じます。

結局元の習慣に戻ってしまったり、心身にダメージを負ってしまうからです。

自己投資を色々やっていると、習慣を変えてパフォーマンスを上げるようなものも多いのですが目的がなければすぐに挫折をしてしまいます。

人事ハルシバ

実際にやった結果です

ナツル

続けられないと意味ないね…

僕は20代のころから、多くのコンプレックスを抱えたので書籍を色々読み漁って自己投資をしてきました。

中には自分に無理があることもやってきました。

  • 1日1食で生活
  • 睡眠時間を3時間にする生活
  • 趣味や娯楽を捨てる

世の中には眉唾物の書籍も沢山あるのですが、人生経験が少ないと見抜くことができません。

特に健康関連は、体質や環境などに影響を受けるので万人が同じ結果を出せるとは限らないのです。

上記に書いたようなストイックな生活は、数ヶ月は続けることはできても効果を実感することはあまりありませんでした。

無理をしているのに効果を実感できなければ、続けるモチベーションはなくなります。

人事ハルシバ

僕は自分で実験するつもりでやっていたよ

まとめると、目的がないまま無理をし続けることは難しいということです。

そもそも全ての基礎である、健康が損なわれるような無理をするのは本末転倒です。

ただ強い目的があれば、多少の無理をしても続けることはできます。

無理しているなと感じるものは、それをはじめた目的をよく考えて整理してみましょう。

思いつきの資格取得

自己投資の中でも資格取得は、わかりやすくて人気です。

資格を取れば、自分に箔がつくだけでなく、無資格ではできなかった仕事ができるようになるからです。

僕も国家資格キャリアコンサルタントは、人事という仕事に箔をつける目的で取得をしました。

人事ハルシバ

結構頑張って勉強しました

ナツル

やっぱり資格があると違うよね

しかし、資格取得にはそれなりに労力とお金がかかります。

「なんとなく」で勉強をはじめてしまうと、後悔する原因になってしまいます。

例えば僕が経験してきた上記の中でいうと、「行政書士」は自分には向いていない資格でした。

もともとはキャリアアップのために行政書士くらいあったほうがいいかなと思って始めました。

そもそも人事が行政書士を持っていたところで、市場価値は上がりにくく当時の自分は調査不足だったと感じます。

なんとか勉強自体は最後までやり遂げましたが、法律などを扱う学習は楽しいと感じなかったことと、行政書士を仕事にすることはイメージができませんでした。

人事ハルシバ

あまり面白いと感じなかった

勉強にかかった費用としては数十万円で、そこまでは高くはないものの1年間で700時間ほど勉強しています。

その時間はすべて無駄になったわけではないのですが、やはりよく考えてから始めるべきというのが僕の結論です。

ちなみに、この1年間勉強を続けられたという実績が自信になって、MBA(経営学修士)を取得することができました。

ある意味で僕にとっては試金石となったので、かけた時間とお金は無駄にはならなかったと感じています。

失敗や後悔をしても次に進む力があれば、何事も自分の血肉に変えていけるはずです。

自己投資についてよくある質問

やってよかった自己投資
自己投資は何から始めればいいですか?

記事でお伝えしたように、自己投資は自分の強みに投資するべきです。

強みには自分の特性が現れており、リターンが大きくなりやすいからです。

ただし、まだ自分の強みを理解できていない場合は、まず自分の強みを知ることから始めていきましょう。

自己投資して成功する人の特徴は?

自己投資で成功する人は、考えて行動し続ける人です。

サラリーマン生活を長く続けていると、仕事をしているだけで収入を得られるのである意味思考停止しても生活ができます。

ですが現状に疑問を持ち、変わろうとする人が自己投資を始めます。

このままでいいのかな?という疑問を持ち、仮説を立てて検証を繰り返せる人が成功するのです。

自己投資の金額の目安は?

年収の10%程度と言われることがありますが、一定の金額を投資すれば成功や成長できるものではありません。

時には年収分をすべて自己投資に注ぐくらいの覚悟が求められることもあります。

僕はMBAを取得した時は、ほぼ年収分を投資しました。

なんにせよチャンスが来たら掴めるように、自己投資用にお金を貯めておくことをおすすめします。

自己投資に「もう遅い」はない!後悔のない選択をするために行動しよう

やってよかった自己投資

最後まで読んでいただきありがとうございました。

人事ハルシバ

この記事をまとめます

この記事のまとめ
  • 自己投資は自分の強みに対して行うことで高いリターンを得る
  • 自分の強みがわからないのであれば読書などで興味や関心をひろげる
  • 適当に自己投資をしても効果はないので自分に合ったものを見極める

記事でお伝えしたように、自分の強みを意識するところから自己投資の検討をはじめましょう。

強みといえるものがわからなければ、わかるまで探していく必要があります。

探し方は以下の通りです。

  • 自分が興味や関心を強く持てるもの
  • 自分にとっては普通なのに他人から評価されるもの
  • 努力することが苦痛ではないもの

20年以上生きていれば、いずれかは持っているはずです。

よく自分のことを理解することができれば、あとはその才能とも言える自分の強みを伸ばしていけばよいだけなのです。

僕自身もトライアンドエラーで40年間生きてきましたが、結局のところ強み以外はあまり伸びませんでした。

ヒトは何にでもなれる可能性を持つ生き物だと思います。

ただし持っている時間は有限です。

どこに向かうか、どうなるべきかを見極めるためにコンパスとして「強み」を徹底的に磨き上げていきましょう。

この記事があなたの役に立っていれば嬉しいです。 

やってよかった自己投資

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この記事を書いた人

ハルシバのアバター ハルシバ MBA/国家資格キャリアコンサルタント/人事

運営者のハルシバと申します。このブログでは、人事歴15年以上の経験とMBA(経営学修士)や国家資格キャリアコンサルタントの知見を活かし、仕事やキャリアに対する悩みを解決します。

人事の実務として3,000人以上と面接や書類選考を行い、多くの人と関わってきた経験があります。また制度企画として、複数の企業で人事評価制度の構築や企業文化の醸成にも携わってきました。

経営者に近く会社の仕組みを深く理解しているからこそ、いい会社やいいキャリアとは何かという点について、具体的なアドバイスができます!

【経験と実績】スタートアップ企業から大企業において人事制度構築及び採用業務全般を担う/採用活動では新卒から中途まで合計3,000人以上と面接し採用を行う/経験業界は広告業界、IT・通信業界、サービス業界など幅広く経験/経験職種は営業職、デザイナー、人事と複数回のキャリアチェンジを経験/ホワイト企業に転職することで年収350万円から700万円を達成している

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