- 自分が絶対だと思ってる
- 経費の無駄遣いがひどい
- 数字のことしか頭にない
経営者って頭がおかしいの?と仕事をしていて感じる人は少なくありません。
僕もその一人です。
これまで中小企業やスタートアップ企業を8社ほど経験して、頭のおかしいと思う経営者を数多く見てきました。
残念ながらこれまでに経験した企業の多くは、ワンマン社長で頭がおかしいと思う経営者達だったのです。
僕は人事として約15年、経営者にとても近い距離で仕事をしてきたので、いかに頭がおかしいかを解像度高くお伝えできます。
今は頭がおかしい経営者のもとから離れて、ホワイト企業でストレスなく生活しています。
もし自分で辞めることが難しい職場であれば、退職代行というサービスがおすすめです。
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サポートスタイル | 分業型 | 両面型 | – |
年代 | 20~30代 | 20~30代 | 20~40代 |
この記事では経営者を数多く見てきた僕の体験談に加えて、頭がおかしいと言われる理由を特徴ごとにまとめてお伝えします。
信用できる人はいなかったよ
この記事を読めば経営者の頭がおかしい理由と対処法がわかりますので、ぜひ最後までお読みください!
【実話】ワンマン社長にクズが多いと感じた体験談を話します
まずはじめに、僕がワンマン社長にはクズが多いと感じた経験をお話しします。
色々な会社を見てきたのですが、基本的に第三者や外部の力が働きにくい中小企業はワンマン社長が経営していることがほとんどでした。
大企業やスタートアップ企業は株主や社外取締役といった、監視役がいるのでワンマンにはなりにくいという理由があるのです。
中小企業に多いワンマン社長とは
そもそもワンマン社長を一言で言うと、「独裁的で他の人の意見を聞かない社長」のことです。
人の言う事を聞かないのが、ワンマン社長の大きな特徴ですがそれ以外にも従業員からは嫌われる要素を持っています。
- 自分の経営に絶対の自信がある
- イエスマンで周りを固める
- 感情的になりキレやすい
- 言う事が毎回変わる
- 給料を払ってやっていると考える
会社創業時から一人で大きくしてきた自負があり、自分のおかげで会社が成り立っているという感覚が強いです。
「自分のおかげ」がポイント
社長で成り立っているというのはある意味正しいかもしれません。
しかし僕たち従業員からすれば、ただの強烈なトップダウンの働きにくい会社です。
経験した会社の9割が頭のおかしいワンマン社長だった
僕が経験した中小企業やスタートアップ企業は9割がワンマン社長タイプでした。
念のためにお伝えしておくと、ワンマン社長にも良い側面があることは事実です。
ただしこの記事ではワンマン社長という表現をポジティブな意味では使っていません。
そうは言っても良いところは少ない
一概には言えませんが、僕の体験から言えるのは中小企業はほぼワンマン社長なのではないかと考えています。
これまであらゆるタイプのワンマン社長を至近距離で見てきました。
- 一代で成り上がったタイプ×5人
- 二代目独裁者で家族経営タイプ×1人
- 二代目お坊ちゃまで家族経営タイプ×1人
全員、二度と会いたくないよ
「一代で成り上がったタイプ」が一番多かったですが、ワンマン社長の典型がこのタイプです。
自分の強烈な成功体験によって価値観が凝り固まっています。
そのため、他人からの意見は受け入れることはありません。自分のやり方に背けば排除するような極端な性格の人達でした。
全員に共通していたのは、完璧な人間を自分で演じていることです。
二代目と家族経営は混ぜるな危険!避けるべき属性です
僕は二代目と家族経営という、危険な属性を併せ持つ経営者を二人見てきました。
経験した二人の内一人は独裁者タイプで本当に好き勝手やっていました。
従業員のことなど一切考えず、社長が好き勝手に人事異動をさせて辞めさせるという異常な文化があったのです。
きっつい!
僕が入社した瞬間に人事部の上司が、現場に飛ばされたのを目の当たりにして危機感を覚えました。
潤沢にある資金で人材エージェントを使いまわして「人を採用しては辞めさせる」を繰り返していました。
エージェントもグルだったよ
もう一つのお坊ちゃまタイプは、モテていると勘違いしているナルシストな社長でした。
社内の女性すべてに声をかけるような人で、実際にプライベートで女性従業員を旅行に誘ったりする行動は周りから問題視されていました。
また、女性従業員から「二人で飲みに行ったらノリでキスされた」と怒りの相談を受けたこともあります。
一方で男性従業員には何か気に入らない事があれば、厳格に処罰を下して別部署に左遷させたりとこちらも好き放題していました。
マジで男性には冷酷だった
そもそもの話ですが、二代目でワンマン社長をしていることがわかるのであれば、入社する前に十分に警戒するべきです。
僕の体験談でお伝えしたように、会社という閉ざされた世界では社長は最高権力者として君臨しています。
世間とのズレもおかまいなしに、独自の企業文化がつくられている可能性が高いです。
ワンマン社長がクズでも会社が成り立つ理由
ここまでお話ししたようにワンマン社長は、クズと言われても仕方がない部分が多いです。
振り回されている僕たち従業員からすれば「こんな会社早く倒産してほしい…」と感じてしまうものです。
正直僕は何度もこの感覚を覚えました。
しかし、そんなワンマン社長が経営しているにも関わらず会社は存続し続けます。
一代で成り上がったタイプであれば、現在に至るまでに築き上げた取引先との関係やワンマン社長を中心とした事業構造により基盤が安定しています。
社内で何か問題行動があっても、ワンマン社長の影響力で外との関係は良好なので多少のことで会社が傾くことはほとんどありません。
これは共通してるよ
また、二代目ワンマン社長は、いくら二代目が仕事ができないクズと言われるタイプだとしても、初代が築いた資産があるので経営は難なく維持できます。
僕が経験した二代目の会社には、初代が築いた不動産資産や仕事が入る仕組みといった、何もしなくてもお金が生まれる構造がありました。
その内の一社は葬儀業界でしたが、少子高齢化の影響で受注が自然に増えていくという業界構造にも助けられていました。
ずっと黒字
基盤がしっかりとしているので、多少無理がある経営やマネジメントでも会社はビクともしません。
長年潰れない会社という実績が、「自分はすごい経営者だぞ」という二代目ならではの変な自信をつけてしまう一因なのです。
経営者の頭がおかしい会社の末路
不思議と辞めた会社の情報は、どこからか入ってきます。
そして僕が勤めた会社の何社かでは問題が起こっていました。
とても嫌な目にあったという理由から、僕は辞めた会社とは基本的に縁を切っています。
それでも耳にするほどなので、社内では隠しきれない程の大きな問題に発展していると考えられます。
- 闇金に借金して急に倒産した会社
- 顧客に集団訴訟を起こされた会社
- 上場予定と謳い続けて15年以上経つ会社
倒産した会社は僕も影響を受けたよ
僕がその後のトラブルが起きていることを知った会社の社長は、一代で成り上がったタイプです。
これらに共通していたのは経営者が誠実ではなかったということでした。
一見強引に上手くいっているように見える時期があったとしても、このような末路を辿る可能性があります。
自分で縁を切ることが怖いなら退職代行という選択肢があります。
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日本の経営者がクズと言われる特徴3つ
ここまでは僕の実体験を中心に、経営者の頭がおかしいと感じる事例をお伝えしてきました。
自身の成功体験に縛られていたり、先代の恩恵を受けて実力を勘違いしてしまう二代目などタイプは様々です。
ここからはクズと言われてしまう特徴を3つにまとめてお伝えします!
そもそも人格に難があるサイコパスな社長
会社を経営するには経営者ならではの感覚や能力が求められますが、その経営者にはサイコパスの特徴を持つ人が多いと言われています。
サイコパスは共感や良心といった、社会で必要な部分が欠けていることが特徴です。
全員サイコパスだったよ
特徴を存分に発揮して,通常ではできないような思い切った決断を実行し,社会的に成功することもあります。彼らはホワイトカラー・サイコパスなどと呼ばれ,政治家や経営者に多いという報告もあります。
日本医事新報社|精神病質者(サイコパス)とは
サイコパスとしての能力が高ければ、様々なシーンで冷静に判断をして会社を動かすことができます。
- 大胆にリスクをとれる
- 必要な時に従業員をリストラできる冷酷さがある
- 大きな失敗をしてもすぐ回復できる
会社を経営する社長にサイコパスが多いことは学術的にも言われていますが、それはサイコパスという特徴がビジネスの世界では有利に働くからです。
しかし僕たち従業員から見れば、嫌な特徴ばかりでついていきたくない経営者と言えます。
特に共感する能力が欠けていると、人の気持ちを考えないので従業員は酷使されて消耗品のように扱われてしまいます。
一代で成り上がったワンマン社長
中小企業のワンマン社長に一番多いのが、自分の実力で成り上がったタイプです。
ひとつの成功体験にしがみついているパターンが多く、「苦労してここまで大きくした」というプライドがすごい。
自分の成功体験をもとに、凝り固まった価値観があるので会社に柔軟性はありません。
これまで自分の力で大きくしてきたという自負があるので、他人(従業員)を基本的に信用していません。
1、2名の幹部以外は信用していないので、権限委譲が進まず独裁的なマネジメントになるのが特徴。
しかも事業が自分の思い通りにいかないと、感情的になり手が付けられない状態になります。
「邪魔をするな」と言われたよ
なぜここまで理不尽なのかじっくり観察したことがあるのですが、大きな借金をして経営を回しているケースが多かったです。
出資者に対して大風呂敷を広げてお金を借りていて、いつどうなるかわからないという危機感が高いのが特徴でした。
だから冷静に見れば「事業のため」「会社のため」と大義名分をかざして怒鳴り散らしているものの、本音では出資者との口約束を守るために必死になってるだけです。
しらんがな
まともな経営者であれば堅実に経営して現金を蓄えているので、そうした問題は起こりにくいです。
無理がある組織の急拡大や、どう考えても採算が合わない事業をしている場合は、どこかで風呂敷を広げているので要注意です。
従業員は召使い二代目ワンマン社長
二代目ワンマン社長と家族経営の会社は、履歴書を汚すだけなのでおすすめしません。
僕は二代目社長を二人見てきましたが、どちらも世間知らずのお坊ちゃま。
金銭感覚や価値観といったものが大きくズレています。
世間知らずが会社を経営すれば、すぐに倒産するのではと感じますが実際はそんなことはありませんでした。
先代が築き上げた資産や人脈に加えて、事業が自動操縦で数十年動いている状態なので問題なく事業は継続していきます。
らくちんだね
もうお気づきかもしれませんが、社長不在でも会社は回ります。
客観的に見ればいなくてもいい状態なのに、二代目社長が形式上存在しているだけです。
実際僕がいた会社は100年以上続いていたので、社長が怒鳴ってるだけでも順調に会社は経営できていました。
特に優れた経営スキルがあるわけではないので、ビジネス書の受け売りを自分の言葉のように熱く語り、朝礼や打ち合わせの場を凍らせます。
このようにしっかりとした経営基盤の上で、世間知らずのお坊ちゃまが好き勝手やれるというのが、二代目ワンマン社長がクズと言われる理由なのです。
井の中の蛙だよ
世間知らずなのは仕方ないかもしれませんが、従業員のことを召使いと勘違いしているのは大きなストレスを感じます。
部屋の掃除や車の手配といった、身の周りの世話をするのがその会社では常識になっていたのです。
そうした環境に対して何も違和感を覚えない従業員にも僕は気持ち悪さを感じました。
大げさではなく、貴族と農民くらいに身分の差があると本心では思っています。
冗談半分で「下々の者」って言うし
だから、従業員は使って当たり前という消耗品のような扱いをするのです。
一歩外から二代目ワンマン社長の会社を見れば、その異常さがハッキリとわかります。
まともに向き合う必要がない経営者なら退職代行を使うという選択肢もあります。
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経営者が狂ってると感じた事例10選
ここまでは経営者の頭がおかしいと感じる特徴をお伝えしてきました。
株主など外部からの監視があれば、おかしい場合には矯正されますし、最悪の場合社長交代もあり得ます。
そうした外部からの指摘を受けにくいワンマン社長はタガが外れていて、頭のおかしいと感じることが多いのは事実。
ここではそういった脅威がない経営者に対して、僕が狂っていると感じた事例10個をお伝えします!
こわいよ
感情的になりやすい
まず僕が見てきたワンマン社長に人格者は一人もいませんでした。
一人で成り上がったり甘やかされて育っているので、まともにマネジメント論は勉強していません。
自分に都合が悪いことが起これば感情的にキレます。
特にお金に絡むことに関しては敏感で、極端に感情的になります。
会社のお金を自分のお金だと考えているので、売上に直結する営業マンには特に厳しかったです。
当時「激詰め」という悪習が未だにある会社だったのですが、社長の激詰めは度を超えていました。
理不尽なまでに激しく責めたてることを指す俗な言い方。サラリーマンが営業ノルマを達成できておらず、上司から詰問されるように叱責され咎め立てられる、といった情況を指して用いられることが多い。
weblio|激詰め
ある日、社長と車に同乗していた時の話ですが、「今から30分キレる」と僕に伝えて、営業マンに電話をかけていました。
驚いたのは本当に30分間電話に向かって感情的にキレ続けていたこと。
横ですごいうるさかった
契約が取れなかっただけで、営業マンはサンドバッグ状態です。激詰めが終わるまでとにかく耐えるしかありません。
しばらく言いたいことを言ってスッキリしたのか、電話が終わると元に戻りました。
怒られている人の気持ちも考えず、ただ怒鳴り続ける姿に恐怖を感じ「この社長は狂ってるな」と実感させられた代表的な出来事でした。
大家族主義という大義名分
今ではブラック企業の代名詞とも言えるキーワードの大家族主義ですが、当時僕は「なんか温かみがあって良さそう」と勘違いして入社しました。
すごく後悔してるよ
このよく見る大家族主義という言葉は、経営者が発案してコアバリュー(企業の価値観)にしたのではありません。
ほとんどの場合は『海賊と呼ばれた男』でも有名になった、出光興産の創業者の“出光佐三氏”の言葉にあやかっているだけです。
家族であるからこそ信頼や絆も生まれるといった本家の考え方を、各社都合よく変えて使っています。
大家族主義一、いったん出光商会に入りたる者は、家内に子供が生まれた気持ちで行きたいのであります。店内における総ての事柄は親であり子であり、兄であり弟である、という気持ちで解決して行くのであります。一、出光商会は首を切らないという事が常識となっておる。首を切られるなど思っている人は一人もないと思います。
出光興産株式会社|出光の5つの主義方針
僕が都合よく解釈を変えてるなと感じたのは、「社員は家族だから本気で躾けるのだ」と真顔で言っていました。
大家族でもなんでもなく、感情的に怒鳴る恐怖によるマネジメントを正当化していただけでした。
DVみたいな発想
また、一蓮托生という言葉が好きで従業員にもあらゆることを強制してくるので、休日のイベントや飲み会も拒否権はありません。
僕は大家族主義とやらに嫌気がさして、参加を拒否していたので「アンチ」扱いされ村八分を経験しました。
みんなは怖くて従ってるだけだよ
大家出光(中)「大家族主義」を封印昭シェル統合で実力重視に転換 働きがい数値化、教育に力
日本経済新聞|出出光(中)「大家族主義」を封印
本家の出光興産は、まさかの大家族主義を封印して実力主義にシフトしているようです。
そもそも従業員の面倒を見続けるような昭和スタイルは現代に合わないのでしょう。
時代に合わないものをさらに都合よく解釈して使っている会社は、世の中とズレている可能性があります。
会社のお金を自由に使い込む
数千万の高級車を専属運転手付きで乗り回していたワンマン社長がいました。
軽く家が一軒買える乗り物にも驚きましたが、24時間専属の運転手を付けていることにも二重でびっくりです。
専属運転手で高級車を乗り回す姿は社長ではなくもはや芸能人。
従業員は水道水で、経営陣だけウォーターサーバーという環境だったので、高級車は格差を象徴しているように感じました。
もはや貴族と奴隷
また、ワンマン社長の趣味で勝手にお店をつくったり、業績がいいからと役員に数百万円渡したりと、よほどお金が余っていたのか好き放題やっていたのです。
税金を払いたくないから使うという経営者の考えは理解できますが、僕の経験上経営陣が羽振り良くお金を使い始めると会社は既に狂いはじめています。
僕は倒産という痛い目にあっているので、まるでデジャブのような感覚でした。
実際、その会社は僕が辞めた後に、顧客から「集団訴訟」を起こされるという経営の問題が起きていました。
因果応報だよ
豪遊で借金して倒産
事例の中で最も狂っていた事例が、この借金で会社が倒産した経験です。
当時会社は順調に伸びていて、売上も従業員数も右肩上がりの成長をしていたのです。
毎月数十人入社する勢いだったので、このまま近いうちに大企業になるのだろうと思っていました。
しかし、突然僕たち従業員は解雇されることになるのです。
えっ!
いつのまにか会社は経営権を奪われてしまい、全従業員数百名が突然無職になるというドラマのような出来事が起きました。
今考えるとあり得ない話ですが、実際何の予告もなくその日に無職になりました。
きになる…
こちらのトラウマ級の出来事はまた別記事で書きますが、ここではなぜ解雇されるに至ったかという部分に焦点をあててお話しをします。
当時経営陣の金遣いの荒さは一般社員の僕でも知っているほどでした。
毎晩夜遊びするバブル期のような生活をして、会社は現場任せというよく考えれば危険な状態です。
会社は増員につぐ増員で組織が膨れあがっていて、運営する現金が足りなくなってしまい、最終的に借りてはいけないところからお金を借りてしまいます。
実は、この貸し手はいわゆる「ハゲタカファンド」と呼ばれる団体だったのです。
当時話題だったよ
倒産しかかっている企業を買収して解体するというやり方が、弱っていたり、すでに死んでしまったりした獲物の肉を食べるハゲタカのイメージに似ていることから、「ハゲタカファンド」と呼ばれるようになったのである。
imidas|ハゲタカファンド
まさに上記の引用の通り、社長は解任されて僕たち従業員は解雇されました。
少し長くなったのでまとめると、この話の問題点は経営者が狂ったように、夜遊びにお金を使い現場を見なくなったからと言えます。
お金を使い込むタイプに近いですが、会社を見なくなった時点で経営者ではなくなっているところが狂っているポイントです。
今時は少ないかもしれませんが、調子に乗って浮かれている経営者がいたらその会社は長くないかもしれません…。
社会を戦場に例える
自分が成り上がった背景に、周りを蹴落として成功したという原体験が影響しているようなのですが、よく社会全体を戦場に例えていました。
- 「食うか食われるかの弱肉強食だ!」
- 「競合すべて焼き払え!」
- 「戦争だったら死んでるぞ!」
驚くことにこれらは日常的に使う言葉です。
社会をまだよく知らない新卒が多かったので刷り込みのようなものです。
社会は厳しいから「まだ会社のほうがマシだよ」という経営者からのメッセージなのです。
仕事の結果に生死がかかっているようなプレッシャーを与えて、営業数字を伸ばすというのが目的です。
パワハラです
戦場に例えるので自社以外は全て「敵」なので焼き払えと命令し、さらに顧客は狩りの対象で「獲物」と表現。
狂った世界観でマネジメントをします。
自社が生き残るためならなんでもアリということを少しでも正当化できるように、戦場という極限状態を引用していたのです。
離れた今、当時を考えるとどれだけ恐ろしい世界を目指していたのかがよくわかります。
ヒャッハーな輩が多い世界だね
社内で言っているだけならまだマシですが、外でも同じノリで話すのでよく恥ずかしい思いをしていました。
商品を売った顧客と関わりたがらない
自社だけではなく、買い手と社会にも貢献することがバランスのよい商売で、「三方よし」の原則と言われます。
しかし僕が勤めていた会社では数百万円の商品を売るのに、売った後は顧客と関わろうとしない経営者がいました。
扱っている商品の質や、強引な売り方に少なからず負い目を感じていたのです。
社内にはカスタマーサクセスについての情報はほとんどなく、目立つのは自社の売上目標のみ。
よくない事をしているという自覚があるのに、自社のためだけに売り続ける経営者を見たとき僕は「終わってる」と感じました。
僕の目が死んでいたよ
その会社はネットでもプチ炎上していたり、問題の火種はいつもくすぶっているような状況でした。
そして僕が辞めた後、集団訴訟を起こされていたのを偶然ネットで見つけたのですが「やっぱりか」という感情以外出てきませんでした。
お気に入りの従業員以外に興味なし
自分が好きな従業員だけ、露骨にえこひいきするワンマン社長にはストレスを強く感じます。
跡継ぎ息子のように可愛がっていた幹部がいたのですが、他の幹部との扱いは雲泥の差。
その幹部は次期社長のように振舞い、完全に調子に乗っていました。
お気に入りの幹部が気に入った女性社員がいると、「あいつのことをよろしく頼む」と社長が直接女性社員に声をかけてあげる始末。
鳥肌がたったよ
この出来事は自分にとっても鳥肌ものでした。
声をかけられた女性社員も「気持ち悪かった」と後で愚痴をこぼしていました。
また、地方にUターンすることになり、退職を予定していたお気に入りの従業員がいました。
ワンマン社長はその従業員を雇い続けたいばかりに、その一人のためだけに制度を変えて地方で働けるようにしたのです。
一見いい話のようですが、他の社員が同じことになってもそんな事は絶対しません。
しかも社長のお気に入りなので何でもやりたい放題。
周りからはモンスター扱いされて嫌われていた従業員だったので、退職を思いとどまったことを聞いて関係者のモチベーションは大きく下がりました。
日常的な暴言と誹謗中傷
ワンマン社長は暴言を呼吸をするように吐きます。
二代目ワンマン社長の元で働いていた時の話です。
「お前は慇懃無礼だ!」と唐突にキレられたことがあります。
言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。あまりに丁寧すぎると、かえって嫌味で誠意が感じられなくなるさま。
goo辞典|慇懃無礼
社長に対して敬意をはらって丁寧な対応をするのは自然なことですが、気に入らないところがあったようです。
バカにしてるわけではなかったのに、そんな事を言われたので「どうすりゃいいんだ」と混乱しました。
いいがかりって言うんだよ
こうした暴言は日常茶飯事、他の社員に対する誹謗中傷も社長室で言います。
何十年も勤めている社員のことを「実家でもだめだから、あいつは一生うだつが上がらない」と陰口を平気で言ってしまいます。
なんで実家の事情まで知ってるかわかりませんが、いずれにしろ社員の陰口を言う社長にまともな社長はいないと断言します。
ワンマン社長は「おれが給料を払ってやってる」という思い込みが強く従業員のことを見下しているのです。
従業員を見下しているので尊重すること一切せず、暴言や陰口を平気で言います。
ハラスメントの意識がない
経営者は意外とハラスメントについて意識が低い人は多いです。
シンプルに数字のことだけ考えているので、従業員の扱いについてアップデートする機会がほとんどないのです。
というよりは興味がないと言ったほうがいいかもしれないです。
周りもイエスマンで固まっているので、「ダメですよ」と指摘してくれる人も不在です。
僕が受けてきたハラスメントはパワハラだけではなく、ほとんどのハラスメントを経験してきました。
パワハラはコミュニケーションの基本ですが、酷かった思い出にアルハラがあります。
毎年社長と「海の家」に強制連行されるという、恐怖のイベントがありました。
そこでは40度を超える強烈なアルコールを無理矢理飲まされるのです。
いやーー!
それだけでも既に問題ですが、僕が飲まされたのは気づかれないように激甘ドリンクに強いアルコールを混ぜられていたのです。
海で軽く水遊びをしていたらフラフラと歩けなくなって砂浜に寝込んでしまったのです。
他の連れて来られた従業員もほとんど同じようなアルハラを受けていて、帰りには全員意識がないような状態でした。
一歩間違えれば事故になる遊びを平気でやっていたワンマン社長に、ハラスメントの意識なんてあるわけありません。
ハラスメントの意識がない経営者にとっては、従業員はストレス発散のオモチャです。
自分のやり方を押し付ける
ほとんどのワンマン社長は、一つの成功体験で成り上がってます。
「おれはすごいんだ」と、自分に絶対の自信があります。
虚勢の場合がほとんど
自分にはそれだけの自信があるのに、従業員の事は全く信じていません。
任せて失敗したらどうしようと、いつも不安で一杯です。
だから、権限委譲することができない社長は、自分のやり方を押し付けて金太郎飴みたいな組織を作ってしまいます。
そしてその成功体験とは、大抵の場合「死ぬほど苦労した結果」と思い込んでいます。
成功はハードワークから生まれるものと、信じて疑いません。
「量から質が生まれる」が口癖
ハードワークが必要という考え方が間違っているとは言いません。
しかし「死ぬほど働け」という、精神論を従業員に押し付けてくるのは間違ってます。
こういった考え方なので、ワンマン社長の会社は、ハードワーク推奨のブラック企業体質になりやすいんです。
僕は何度も社長の飲みに付き合ったのですが、その時に話すのは決まって「寝ずに働いた」という武勇伝。
会社が成り立っているのは自分のやり方が正しい証拠と信じているので、アップデートの機会がありません。
化石みたいな会社だったよ
僕はブラック企業で辞めると言い出すまで半年以上かかった経験があります。サクッと辞めたい場合退職代行がおすすめです。
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できることはある!社長を懲らしめる方法と対処法3つ
ここまで、経営者が頭がおかしいと感じる体験談をお伝えしてきました。
そうは言っても仕事を簡単には辞めることができない状況がほとんどだと思います。付き合っていくための対処法をお伝えします。
一人で労働基準監督署に相談する
あまり知られていないですが、労働基準監督署の役割は職場の労働基準違反を是正することであり、働く人の味方と考えてよいです。
頭の悪い経営者から身を守るには外部に目を光らせてもらうしかありません。
解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象としています。
厚生労働省|総合労働相談コーナーのご案内
正直、ハラスメントかどうかわからないという場合も現状を伝えることで、労働基準監督署に相談することで適切な対応をとってくれます。
経営に問題があるとわかれば「労働基準監督官」が職場に監査に来てくれます。監査は予告することもあれば抜き打ちのパターンもあります。
現場の実態を監査してくれます
- タイムカードや勤務状況の帳簿
- 雇用契約書、就業規則、有給休暇取得記録
- 健康診断の実施調査
- 経営者や上司へヒアリング
- 従業員へヒアリング
これらの情報を調べることができる労働基準監督官は、司法警察員としての職務権限を持っているので警察のような職務を行えます。
すごい
僕はワンマン社長の会社でこの抜き打ち監査を体験しました。
ドカドカ入ってきた労働基準監督官は本当に、警察のように指示をして社内のPCから勤怠データなどを調べ続けてくれました。
報告したのは結局誰かわからなかったのですが、さすがにこの時はいつも威勢のいい役員や社長が縮こまっていました。
労働基準監督署には守秘義務があるので相談したことがバレることはありません。うっかり社内で話したりしない限りは大丈夫です。
反面教師にして自分の価値観を養う
なかなか辞めることができない状況では、人事目線でこの反面教師にする対処法はおすすめです。
なぜおすすめかというと、反面教師にすることで自分が嫌だと違和感を感じるポイントがわかるからです。
この記事を読んでいるあなたは、何かしら経営者の頭がおかしいと感じる違和感から辿り着いたのではないでしょうか。
この嫌だと感じる部分には自分の価値観が隠されています。
経営者を反面教師にして「こうはならない」と心がけるとともに、なぜ嫌だと感じるか考えてみましょう。
許せる部分と、本心では絶対に許せない部分を、経営者を使って明確にしていくことで、自分が大事にしている価値観を明確にすることができるのです。
自分が少しわかるよ
そして自分の基準となる価値観を整理することができれば、同じようなタイプの経営者や会社を避けることができるようになります。
違和感やストレスを感じるというのは、自分の中で何かが反応している証拠です。
合わない経営者としばらく付き合う必要がある場合は、反面教師にしながら自分の価値観を養うことで成長につなげていくことをおすすめします。
泣き寝入りしつつ転職準備
その場で耐えるのはあまりポジティブな対処法ではないですが期間限定ならありです。
ただしその期間、倒産しない限り経営者が変わることはなく、不満があっても泣き寝入りするしかありません。
きついワンマン社長とできるだけストレスなく付き合うには、イエスマンを装うしかないのが現実です。
しかし泣き寝入りしつつ耐え続けるしかないということではなく、選択肢としては転職があります。
転職なんて無理だと考えていると、ずっと泣き寝入りするしかないのですが、いずれメンタルが限界を迎えてしまいます。
心療内科にかかってうつ病など、重い診断をされてからでは動き出すのは遅いです。
「まだ大丈夫」と我慢していると、いつの間にかメンタルはダメージを蓄積しています。
僕も急にうつ症状がでたことがあり寝られなくなった辛い経験をしたことがありました。そうならないように、少しずつ水面下で転職準備をはじめることをおすすめします。
現状をリクルートエージェントに相談することで自分に合った経営者や会社を探してくれます。
転職が実現するまでには3カ月から半年は必要なので、長期戦のつもりでエージェントに協力してもらうのがよいです。
逆に、すぐ内定が決まる会社は転職先としては避けましょう。
人事目線で見ても、すぐに内定を出す会社は、人が足りなくなって困っている問題がある可能性が高いです。
同じような頭の悪い経営者に悩まされているかもしれません。
エージェント相談を通じて、外の景色を見ることで希望を持つことができます。「転職するまで」という期間限定でイエスマンを装うのであれば問題ありません。
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また、辞めるのを丸投げしたい場合は退職代行というサービスがあります。
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まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!
経営者が頭がおかしいと感じることには、それぞれのタイプごとに理由がありました。
- 経営者にはサイコパスが向いているからおかしいと感じることが多い
- ワンマン社長は成り上がった成功体験にこだわり続けている
- 二代目ワンマン社長は自分がすごい経営者だと勘違いし続けている
僕も多くの経営者を見てきましたが、倒産した会社以外は経営者が変わることはありませんでした。
対処法でもお伝えしましたが、大事なことは自分に合う経営者のいる会社で働くことです。
400万社ある企業から自分に合う会社を探すことは困難です。自分に合うエージェントに相談していくことをおすすめします。
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転職する場合も可能な限り社長とは会って話しましょう。僕は選考に社長が出てこない企業には入社しないようにしています。
結局会社は社長で決まります。
このことを忘れないでもらい、今の職場や新しい職場であなたが活躍できることを願っています!