ちょっと正社員きついかも
プレッシャーがきついー
正社員で働くのって、普通にしんどいですよね。
僕も正社員を20年続けていますが、1日8 時間、週5日働くのは結構ハードなことをやっていると思います。
正直、何度も正社員を辞めたいと思ったことはあります。
この記事でお伝えするのは、正社員が無理だと感じる原因は自分以外にもあるということ。
- 正社員を続けることは基本的には難しいことだということを理解する
- 最重要は自分。自分に合った仕事や雇用形態を選び、働き方を探すことが重要
- ただし正社員で働くメリットは大きいので続けられる道を模索するべき
転職の経験が少なければ、他社の環境も知らないので今いる環境で判断してしまいがちです。
ですが、環境を変えれば正社員を続けることができるようになることもあるのです。
この記事を書いている僕は、正社員経験が20年以上あります。
正社員を辞めたくなった経験は何度もあるので、無理だったと感じる気持ちはよくわかります。
また本業では人事をしているので、客観的なアドバイスも可能です。
最後まで読んでいただくと、正社員の続け方や他の選択肢がわかるようになります。
ぜひ最後までお付き合いください!
正社員で働くことが無理だと感じるのは自然なこと
まずはじめに、正社員で働くのは無理だと感じてしまうのは、自然なことだということをお伝えします。
日本では正社員で働くことが良いという風潮があるので、誰もが正社員として働くことが当然だと考えます。
ですが、正社員で働くことはそう簡単なことではありません。
- 通勤電車で通うストレス
- 職場の人間関係が合わない
- やりたい仕事ができない
僕が長年正社員を続けていて、感じるストレスはこんな感じです。
特に職場の人間関係は切っても切れないので、合わなくても付き合う必要があるんです。
普通に合わない人がいます
めっちゃわかる
普通に働くって意外と大変なことだということを、まずは認識しておきましょう。
正社員を続けることが大変というデータはいくつも存在します。
厚生労働省の調べでは、産業別に離職率が公開されています。
労働集約型のサービス業などを中心に離職率は高くなっていることがわかります。
正社員で働くことが簡単であれば辞めることはないので、どんな産業でも続けることが難しいと感じる人は一定数いるのです。
また、民間の退職代行サービスである「モームリ」の調査でも、正社員を続けることの難しさがわかります。
正社員1万人近くの人が、仕事を続けることを辞めて転職しているのです。
しかも退職代行を利用しなければ辞められないような、厳しい状況であることも読み取れます。
特に仕事がハードワークになりがちな業界は、正社員の責任が重く続けられないと感じることも多いです。
- サービス業
- 営業職
- 医療関連
適切な職種や業界を選べていないだけの可能性もありますが、ミスマッチについては誰もアドバイスをくれません。
そのため業界や会社に問題があったとしても、社会人経験の浅い20代の頃は自分を責めてしまいます。
僕はホワイト企業に転職してからは、残業時間がなくなり正社員を続けることが苦ではなくなりました。
正社員を続けることが難しいと感じても、働く環境を見直すことで状況がかわることがあることを覚えておいてください。
正社員が無理だったと誰もが感じる理由
ここからは、正社員を続けるのが無理だと感じる理由をお伝えしていきます。
正社員は自分でコントロールできる範囲が限られているので、ストレスを感じやすいです。
また人と関わりながら仕事をする必要があるので、合わない人がいた場合かなりきつい思いをします。
- 仕事量が多く残業も多い
- 責任とプレッシャーがつらい
- 自分が望んでいない仕事をする
仕事量が多く残業も多い
正社員はパートやアルバイトと比べると仕事量が多くなります。
中小企業の場合は、1人で担当する範囲が広く、人手不足であることも多いです。
そのため仕事量が多くなり、残業時間が増えます。
- 業務の効率化ができていない
- 兼務など担当範囲が広い
- 残業ありきで仕事が割り当てられる
仕事として入ってくる量が、そもそも多い場合はどうすることもできません。
一方で業務の効率化ができていなかったり、残業することを前提に仕事が組まれていたら警戒するべきです。
ブラック企業あるある
そんな職場いやだなー
正社員を続けられないと感じる職場は、ブラック企業の可能性もあるからです。
エンジャパン社の調べでは、残業が増えていく原因の上位に「人員が足りない」や「仕事量が増えた」があがっています。
僕がブラック企業で働いていた時は、月間の残業時間はなんと100時間を超えていました。
今では法整備も進み、残業時間は月45時間と規制されていますが当時はかなりゆるかったと思います。
残業時間が多いと、シンプルに体力が回復できません。
結果的にメンタルに悪影響が及び、メンタルヘルス不調になってしまう可能性があります。
正社員を続けられないと感じるような職場は、残業やメンタルヘルスについての理解がない危険な職場かもしれません。
責任とプレッシャーがつらい
正社員には「人事評価」があります。
仕事の出来不出来によって、評価が決まるのです。
そのため普段の仕事は手を抜くことが許されず、常に評価されているという感覚がつきまといます。
さらに人事評価のために決める「個人目標」は、半ば強制的に自分で決めることになるので、達成しなければいけないというプレッシャーにさらされます。
営業とかだとノルマだったりします
プレッシャー嫌すぎる
自分の目標だけであればいいのですが、正社員の場合はチームに対する責任もあります。
例えば自分の仕事が先に終わっても、メンバーが残っているから帰りにくいと感じることも。
組織で働く以上は自分のペースだけで進められないのです。
無駄に残業する理由はだいたいこれ
正社員で働いていると、仕事の目標をクリアしなければいけないというプレッシャーと、チームや組織に対する責任で押しつぶされそうになってしまいます。
特に目標は上司からのプレッシャーがあります。
上司とうまくやれているのなら問題ないですが、気が合わなかったりパワハラ気質だときついです。
エンジャパン社の調べでは、仕事で感じるストレスのトップが上司との人間関係です。
実は仕事の責任やプレッシャーがつらいというのは、紐解いていくと上司との人間関係だったりするものです。
いずれにしても、正社員で働くということはそういったストレスに向き合わなければならないということになります。
自分が望んでいない仕事をする
正社員で好きな仕事ができている人は少ないのではないでしょうか。
キュービック社の調べでは、「好きな仕事」をしている人は38%となっています。
僕の肌感覚では、好きな仕事をしている人はもっと少ない印象です。
会社で働いていると、自分が望む仕事だけやればいいわけではないからです。
- 上司からの依頼
- 部署異動で仕事が変わる
- チームのサポート
本来目指したいキャリアとは違う仕事をする機会は多いです。
僕は人事として仕事をしていますが、人事の領域で仕事ができなかった時期がありました。
理由としては、会社の業績不振によるものです。
採用や制度づくりをしたかったのですが、物理的にできない状態に。
結果的に総務や経理といった別の仕事をすることが増えて、ストレスが溜まったのを覚えています。
それでも仕事である以上は続けなければならないので、好きな仕事でなくても続けたのです。
当時を思い返すと、正社員じゃなければもっと自由に仕事を変えられたのにと残念な気持ちで働いていました。
正社員を続けることが「もう無理」だと感じたらとるべき行動
ここまでは正社員が辛いと感じるポイントをお伝えしました。
ここからは、もう無理だと感じたらとるべき行動をお伝えします。
結論としては、正社員という選択肢は捨てずに他の可能性を探ってみることをおすすめします。
- 転職条件のハードルを下げてみる
- 時短勤務で自分の時間をつくる
- 副業で実績をつくってみる
転職条件のハードルを下げてみる
正社員で働くことが辛いと感じる理由に、職場環境や仕事内容というものが大きく関係しています。
特に転職経験の少ない20代は、環境ではなく自分を責めがちです。
誰でも仕事をするうえで、譲れない条件というものはあるものです。
しかし、すべての条件を満たす仕事はありません。
残念ながら完璧な求人はないんだ
欲張りすぎてはダメなんだね
正社員が厳しいと感じるのであれば、次に転職をする時には条件面のハードルを少し下げてみることをおすすめします。
- 未経験歓迎の求人に応募してみる
- ノルマがなくコツコツできる仕事を探す
- 給料を少し下げて責任から降りる
未経験歓迎の求人募集は、未経験採用や第二新卒の採用に特化している可能性があります。
未経験の人でも、仕事を覚えられる研修などの教育体制が整っている場合が多いです。
正社員が無理だと感じる理由の1つに、仕事についていけないということがあります。
しっかりとしたサポートがある環境に身を置くことができれば、正社員を続けることができる可能性が上がるのです。
環境は結構重要です
また、ノルマがない事務職を選ぶことや、リーダー候補や管理職という責任のあるポジションを選ばないというのも重要です。
僕は管理職に向いていないと感じた経験から、管理職ではないポジションで転職をしました。
結果的に自分のペースで仕事をすることができていて、今ではストレスがほとんどありません。
時短勤務で自分の時間をつくる
もう1つのアイデアとしては、時短勤務などの負担を減らすために勤務形態に切り替えるというものです。
正しくは「短時間正社員制度」といい、近年導入している会社が少しずつ増えている制度です。
短時間正社員制度とは、その名のとおり「労働時間を短く設定した上で正社員として雇用される制度」を指します。
引用:パーソル|短時間正社員制度
通常は1日8時間の勤務ですが、短時間正社員制度に切り替えることができればそれより短い時間で働けます。
6時間とかで働いている人もいます
それならいいかも…
実際に僕がこれまで見てきた会社で、短時間正社員制度を使って働いている人たちは残業をしないのが特徴的でした。
別に残業をしてはいけないわけではないのですが、時短にしているので結構堂々と定時で帰ることができるのです。
結果的に残業をしなくても良い状況になりやすく、仕事とプライベートを両立できていました。
それはよさそう!
ただ短時間正社員制度には条件があることもあるので、勤めている会社や転職先に確認しましょう。
- 家事や育児の事情
- 健康上の事情
- 学業や個別の事情
働き方を柔軟にできる会社であれば、特段理由はいらない場合もあります。
僕が働いていた会社は上長が承認すれば、時短に切り替えることができていました。
時短にした分の収入は減ることになりますが、空いた時間で副業やスキルアップはできるはずです。
自分の時間を持つことができれば、気持ちにゆとりができます。
副業で実績をつくってみる
最後にお伝えするのは、副業をするという選択肢です。
正社員が合わないと感じてしまったとしても、別の仕事だったら向いているということは十分あり得ます。
というよりは、数社経験したくらいで正社員が無理だと感じるのは早いと感じます。
僕はデザイナーと人事は向いていましたが、営業職の正社員はあんまり合っていないと感じていました。
仕事によって合う合わないはあります
いろいろやってみないといけないのか
僕の経験から言うと、仕事を変えるだけでやりがいや働きやすさはかなり変わります。
ただ転職は仕事以外の要素も変わるので、あまり気軽にはできません。
そこでおすすめなのが、副業をしてみて自分の適正を考えていくということ。
副業はやってみたいんだよね
副業であれば、転職のような大きなリスクをとらずいろいろとチャレンジができます。
今の仕事とは違うタイプの副業を選んでみて、自分の可能性を探っていくのがかなりおすすめです。
今の時代は、コストをかけずに始められる副業も多いです。
- ブログ運営
- Webライティング
- SNS運営
上記のような副業であれば、マーケティングなどの仕事を体験することができます。
僕はマーケティングに需要があると感じたので、将来的なキャリアの選択肢として副業をやっています。
まとめると、本業だけで正社員を諦める前に、副業で自分の適性を探ることがおすすめです。
仕事はやってみないとわからないので、副業でトライアンドエラーしてみましょう。
正社員になりたくない場合は他のキャリアを検討する
ここからは少し方向を変えて、正社員以外のキャリアについてお話しします。
正社員にはいろいろなメリットがあることは事実ですが、正社員以外はダメだという話ではありません。
正社員以外の働き方について一緒に考えていきましょう。
- 契約社員・派遣社員
- フリーター
- フリーランス
契約社員・派遣社員
正社員よりは責任が軽いという意味では、契約社員や派遣社員があります。
契約社員は正社員と同じくらいの福利厚生を使うことができる一方で、正社員ほどの責任を求められないというものがあります。
契約内容によっては残業をしないということも可能です。
正社員ほど強く会社に拘束されないという点では、選択肢としてもありだと思います。
- 責任が正社員より軽い
- 仕事内容が限定的
ただ、雇用期間が限られていたり、昇給の機会が限定されるため安定感は正社員より下がるので注意してください。
責任が減るならいいのかなー
自分で優先順位を決めて考えていこう
一方で派遣社員はどうかというと、派遣元の派遣会社から派遣先に出向することになります。
そのため、企業間で締結された契約内容以外のことはやらなくてもよいのです。
やることが限定されているので安心して働くことができます。
それは安心できるかも…
派遣会社と相談して相性のよい会社を探すこともできるので、自分に合った会社を探すことが可能です。
万が一、派遣先の会社が自分に合わないと感じた場合は、契約期間が終われば変更できるところもおすすめポイント。
まとめると、契約社員や派遣社員は、社員ほどの責任がなく対応する範囲が限定的です。
正社員が本当に合わないと感じたら、1つの選択肢として考えてみてもよいと思います。
フリーター
フリーターはアルバイトで仕事をする雇用形態なので、かなり責任は軽くなります。
また時間単位で働くので、自分の都合がいいシフトを組めることはフリーターを選ぶ大きなメリットといえます。
基本的にコアな業務は正社員が担当するので、アルバイトはサポートとして働けば良いのです。
気楽に働けるのがフリーターのメリットです
自由なのはいいなー
責任が軽いので、職場や仕事が合わないと感じたら辞めることができるので自分に合った職場を探しやすくなります。
一方でフリーターとして働く場合は、正社員のように雇用が守られているわけではありません。
シフトに入れなかったり、契約更新ができないというリスクが存在します。
社会的な信用も低くなるので、家庭を持ちたいなどのライフプランがある場合は慎重に選ぶ必要があります。
もし正社員が無理だと感じているのであれば、転職活動の期間などにフリーターとしてアルバイトをすることも選択肢でしょう。
フリーランス
最後はフリーランスをご紹介します。
フリーランスは、どこからも雇われずに働く雇用形態で、業務委託などで働くので受ける仕事を選べることが特徴です。
請け負う仕事を自分で仕事を選べるのは、フリーランスくらいではないでしょうか。
フリーランスってなんだかかっこいい
1度は憧れるよね
フリーランスで働くことのメリットには、アルバイトと同様に自分の都合で仕事をすることができるということ。
上司や同僚がいないので、コントロールしやすい状況で仕事をすることができます。
中小企業庁の調べでも、仕事を自分で選べる、働く時間に自由度があるという回答が上位にきています。
ただフリーランスになるためには、仕事を受けるスキルが求められます。
なりたいからなれるというものではないので、実績づくりやスキルアップをどこかで行う必要があります。
おすすめとしては、本業をやりながら副業で実績をつくること。
副業なら自分に合う仕事を探すこともできますし、正社員を続けながらできます。
この道で食べていきたいという職業に出会えたら、フリーランスという選択肢はありです。
僕自身も人事という仕事は続けたいですが、収入が上限近くになってしまっているので、将来的にはフリーランスなどで収入をあげようと考えています。
正社員で働くメリットとは?結論キャリア形成において正社員であることは重要
この記事では正社員が「無理だったら」ということを前提にお伝えしています。
正直なところ、正社員を続けていくことは簡単ではありません。
僕も20年は正社員を続けていますが、何度も正社員を辞めたいと感じたものです。
本当につらい時期もありました…
やっぱりみんなつらいのかー
ただ、なぜそんなにつらい思いをしたのに正社員をやめなかったのかというと、やはり正社員には大きなメリットがあるからです。
僕が正社員に感じたメリットはこんな感じです。
- 雇用が安定している
- なんだかんだ収入を上げられる
- 責任がある分経験できる幅が広い
まず大きいのは雇用が安定していることです。
これは日本の労働基準法などが関係しているのですが、企業は正社員を簡単には解雇できないのです。
解雇は、使用者がいつでも自由に行えるというものではなく、解雇が客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合は、労働者をやめさせることはできません(労働契約法第16条)。解雇するには、社会の常識に照らして納得できる理由が必要です。
引用:厚生労働省|解雇
そのため、よっぽどのことがない限りは無職になるようなことはありません。
僕は上京して、誰にも頼ることができなかったので働くことができなくなったら路頭に迷うことになるのが怖かったのです。
そのため、多少正社員の仕事が厳しいと感じても続けることを選びました。
また、収入を上げられるという点では、正社員には「人事評価制度」があります。
一定期間働くことで評価され、給料は少しずつですが上がっていきます。
正社員として転職を繰り返すことで、僕は年収を新卒の時の2倍まで上げました。
結構頑張ったんです…!
そして最後に経験できる範囲についてですが、正社員しかできない業務は複数あります。
責任や能力などいろいろな事情がありますが、やはり重要な仕事は正社員にまわっていきます。
結果的にキャリア形成に大きな影響がでるので、正社員を続けることがそのままキャリアを築くことになるのです。
フリーランスや非正規雇用は、どうしてもキャリアとしては低く見積もられるのが転職市場です。
転職をしたり、年収を上げていきたいと考えている場合は正社員のほうが有利であることは事実です。
そのまま正社員を続けるのは危険な状況3選
正社員にメリットがあるのは事実ですが、続けていくことができないことも。
ここで取り上げるような状況に近い場合は、少し働く方向性を考えたほうがいいでしょう。
正社員を続けることで、メンタルにダメージを負ってしまうと回復までに時間が必要になるからです。
- メンタルにダメージを負っている
- ブラック企業で働いている
- 本当は正社員以外でやりたいことがある
メンタルにダメージを負っている
メンタルにダメージを負ってしまった場合は、早めに見直した方がいいでしょう。
身体は休めば回復しますが、メンタルはなかなか回復しないものです。
厚生労働省のまとめでは、メンタル不調によって、休業もしくは退職をした人の割合は約13%にものぼります。
おおよそ10人に1人くらいの高い割合で、メンタルにダメージを負ってしまう人がいるのです。
メンタルにダメージが蓄積していくと、うつ病など深刻な症状になることも。
気をつけたい…
自覚しにくいから注意してね
メンタルヘルスの不調は、倦怠感など身体に現れるので体調不良かな?と思ってしまう人も。
僕も過去に体調不良が続いたことがありましたが、振り返るとメンタルヘルス不調だったと思います。
当時の僕はモンスター社員やお局おばさんのモラハラで、メンタルにダメージを受けていました。
夜眠れないので体調が良くならず、しばらくパフォーマンスが上がらなかったです。
当時は辛かった…
結果的に会社を辞めて、環境を変えることで回復させました。
正社員を続けていくことは、キャリアにとって重要なことですが、それ以上に自分を守ることが重要です。
なんとなくつらいな、と感じることが続く場合は環境を見直したり、正社員を1度辞めることも視野に入れてみてください。
ブラック企業で働いている
ブラック企業で働いているのであれば、正社員を辞めるというよりは転職をして環境を変えましょう。
正社員がきついと感じる原因に、ブラック企業という環境が影響している可能性が高いからです。
ブラック企業は、「ブラック」と呼ばれる原因があります。
- 長時間労働が続く
- 人間関係が悪い
- 給料が低く昇給しない
働いていくための「モチベーション」の多くが削り取られているような環境なのです。
僕の経験上、そういった環境で長く働いていても、あまり報われるようなことはありません。
ブラック企業がブラックになる原因は、ビジネスモデルと経営者によるものです。
薄利多売なビジネスモデルだったら、人がたくさん働かないと儲からないので過重労働になります。
また経営者が従業員のことを考えていないので、ある意味使い捨てのような扱いになりがち。
僕が働いていた環境がそうでした
一言でいうならブラック企業はまともじゃないのです。
そんな環境で働いていれば、自分の仕事が好きになることはありません。
僕はグラフィックデザイナーだったころ、環境がブラックだったので仕事は好きだけど続けられないと感じていました。
せっかく相性のいい仕事だったとしても、嫌いになってしまうのはもったいないことだと思います。
本当は正社員以外でやりたいことがある
最後のケースとしては、正社員以外でやってみたいと思うことがある場合です。
正社員を続けていると、雇用契約の関係で自由がきかなかったり、拘束時間が長かったりします。
結果的に本当はやりたかったのにできなかったということが増えてしまう可能性があります。
- フリーランスとして働きたい
- 昔からの夢を叶えたい
- 社会人大学に通いたい
この記事では、正社員を続けるメリットもお伝えしてきました。
ただ、絶対に正社員でなければいけないということもなく、本当にやりたいことがあるなら行動してみるのもよいでしょう。
僕自身もフリーランスを目指しています
いつか正社員卒業したい
実際に副業から独立した人もいますし、フリーランスで働いている人もいます。
自分のありたい姿を実現することが、キャリアにおいては最も重要です。
ずっとモヤモヤし続けるより、自分の理想に近づくための行動をしたほうが前向きになれるはずです。
HSPの僕が正社員が無理だと感じた体験談
ここでは僕が正社員は無理だと感じたエピソードを3つ紹介します。
この記事でお伝えしたような体験が多く、本当に正社員が合わないと感じていました。
- チームが合わない?職場の人間関係が無理だった
- 過労死ライン突破…週休1日で残業100時間が無理だった
チームが合わない?職場の人間関係が無理だった
正社員がつらいのは仕事だけではありません。
毎日顔を合わせている職場の人たちとの人間関係も、正社員をやめたくなる原因のひとつです。
僕の場合は管理職としてメンバーをマネジメントする立場で働いていました。
僕なりに仲良くできるようにマネジメントの工夫をしていたつもりだったのですが、そこで一緒に働くメンバー全員が協力的なわけではなかったのです。
- モンスター社員
- お局おばさん
- 働かないおじさん
驚くことに僕が働いていた職場には、上記の属性がすべて揃っていてかなりカオスな状態でした。
コミュニケーションすることがしんどかった
さすがに全部いるときつそう
職場の人間関係が嫌になるポイントとして、ハラスメントが主な原因になることが多いです。
僕の場合はモンスター社員やお局おばさんによるモラハラが強烈でした。
モラハラはほとんどいじめと同じで陰湿な行為が多く、その割には周りには気づかれにくいという性質があります。
僕は職場の人間関係が原因でメンタルヘルス不調を起こしてしまい、ほとんどうつ病のような状態になったのです。
職場を変えることで、正社員を続けること自体はなんとかできましたが、あのまま職場にとどまっていたら続けることはできなかったと思います。
過労死ライン突破…週休1日で残業100時間が無理だった
2つ目のエピソードはハードワークすぎる環境の話です。
今では考えられない環境ですが、週の残業時間は100時間を超え過労死ラインは余裕で超えていました。
それはきつそう
毎日帰る時間が深夜だったよ
当時働いていた会社は営業会社で、仕事のノルマ(目標)が高かったのです。
営業職として働いていた僕は、ノルマをクリアできていないのに帰ることはできず長時間労働があたりまえになっていました。
ブラック企業あるあるですが、ノルマが厳しいうえにパワハラ上司の存在もあり、当時はとても高ストレスだったのを覚えています。
ここまでして正社員で働かなければいけないのか、としばらく悩みながら働いていました。
ぶっちゃけ周りのメンバーは半年くらいで辞める人もいたり、正社員として続けにくく離職率の高い環境だったのは事実です。
そもそも長時間労働の環境で働くと、かなり深刻な問題を抱えてしまいます。
- メンタルヘルス不調(うつ病など)
- ミスが増えたりパフォーマンスの低下
- 自己投資する時間がなくキャリアが停滞
僕はメンタルヘルス不調に陥っていたので、正社員を続けていく気力はだんだんとなくなっていました。
そして最終的には、営業職というキャリアを諦めて事務職にキャリアチェンジしたのです。
事務職にキャリアチェンジすることで、なんとか正社員を続けることはできました。
ブラック企業のような環境下では正社員として仕事を続けることは困難です。
僕のようにキャリアを変えることで生き延びる可能性もあるので検討してみてください。
正社員についてよくある質問
正社員が無理なのではなく会社や仕事が合わなかった可能性が高い!環境を見直すことからはじめよう
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事をまとめます
- 正社員を続けることは基本的には難しいことだということを理解する
- 最重要は自分。自分に合った仕事や雇用形態を選び、働き方を探すことが重要
- ただし正社員で働くメリットは大きいので続けられる道を模索するべき
この記事でお伝えしたかったポイントは、正社員という雇用形態は楽ではないということです。
一方で正社員で働くことで得られる安定や、社会的信用などのメリットがあるのも事実。
日本は転職があたりまえになってきたと言っても、まだ正社員であることの重要性はそこまで変わっていません。
記事でお伝えした通り、正社員だけが働き方ではないですし、僕自身も将来的にはフリーランスを目指しています。
仕事の仕方は最終的に自分にあったものを選ぶべきですが、今正社員を続けることが難しいと感じたのであれば1度条件を変えてもいいと思います。
特に転職で環境や職種を変えることはおすすめです。
正社員を続けるのが無理だと判断するのは数社経験しただけではわかりません。
転職をして環境を変えてみることで道が拓ける可能性も十分にあるからです。
この記事があなたの役にたっていれば嬉しいです。