転職したいんだけど転職回数が気になる…
転職回数多くても採用されるの?
転職回数が多いと、転職できるかどうか気になりますよね。
転職の回数が増えれば、それだけ転職の理由が必要になるのでネガティブに映るのではと不安になるもの。
この記事でお伝えするのは、転職回数が多い人でも採用はされるということです。
- 転職回数で不合格にできるのは一部の大手企業だけ
- 転職回数が多くてもキャリアに一貫性があれば採用される
- 転職を繰り返すことで自分に合う仕事を探すことが重要
僕は転職回数は8回とかなり多くの経験をしていますが、それでも採用はされますし、年収も上がっています。
なぜなら自分が有利なフィールドで戦っているから。
ちなみに今はどこの会社も人手不足であり、採用に課題を感じています。
必要な経験やスキルを持っていれば、転職回数で不合格にする余裕はないのです。
この記事を最後まで読めば、転職回数が多くても採用されるポイントがわかります。
また人事がどんなところを重視しているのかもよく理解できるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください!
なぜ転職回数が多くても採用されるのか?人事がぶっちゃけます
まずは、転職回数が多くても採用される理由を人事の立場で解説します。
僕は長年人事をしていますが、転職の「回数」だけで落としたことはありません。
転職回数が多くても一貫性があれば、転職回数がプラスに働くこともあります。
- 転職回数で足切りできるのは大手だけ
- 即戦力としての貢献が期待できる
- 転職回数ではなく実力と相性で評価するから
転職回数で足切りできるのは大手だけ
今の日本は少子高齢化が進み、人手不足が加速しています。
このトレンドはずっと続きますし、解消されることはないでしょう。
シンプルに働く人が少なくなっていくのが、日本全体の課題といえます。
国土交通省の調べでは、就業人口が増えていますが65歳以上の働き手が伸びているだけです。
働く人が減ってるんだ
人手不足はかなり深刻な問題です
日本全体で人手不足が起きているので、計画通りに採用ができている企業は本当にわずか。
リクルート社の調べでは、新卒採用計画の未達企業は60%にものぼることがわかっています。
半数以上の会社が採用に苦しんでいるのが実態です。
特に認知度の低い会社や、稀少な職種を募集していたりすると採用できるまで1年以上かかることも。
つまり、転職回数が多いからと足切りをするような余裕は、ほとんどの会社にはありません。
そんな余裕はないんです
転職回数で不合格になる可能性は確かにありますが、必要な経験やスキルを身につけていれば基本的には、会ってみようとなります。
大手企業だけは買い手として、強い立場にいますので転職回数などを基準に書類選考で落とすことができるのです。
即戦力としての貢献が期待できる
転職回数の多い人を採用するメリットは、即戦力として期待ができる点です。
様々な職場を経験しているからこそ、身についているスキルもあるので新しい環境でも適応できます。
どんな職場でも使えるスキルのことをポータブルスキルといいます。
僕は転職を繰り返したことで、会社で求められるスキルのポイントがわかりました。
どの職場でも使える、ニーズのあるスキルを身につけることですぐに戦力になれるのです。
結構ポータブルスキル大事です
持ち運ぶって意味なんだ
転職を繰り返していても、職種を変えなければ、様々な環境に適応できます。
ただ、職種を毎回変えてジョブホッパーのようになってしまっているとマイナス評価になることも。
他社でも使えるポータブルスキルを身につけられているかどうかを意識しながら仕事をするとよいでしょう。
僕が採用をした人も、転職回数が多く経験が豊富だとすぐに環境に馴染んでいました。
特に人間関係の構築がうまく、スムーズに溶け込み戦力になっていたのです。
転職回数ではなく実力と相性で評価するから
人事や会社が採用において、重視するのは「実力」と「相性」です。
転職回数が多いからという理由で、即不合格になることはありません。
前述の通り、会社は採用目標を達成することが難しいので、貴重な応募者を逃したりはしないのです。
転職回数で落ちないんだ
それができるのは大手だけ
選考には大きく分けて、書類選考と面接の2つがあります。
書類選考では、やや転職回数が気になることもありますが、これまでに実績を積んでいるかの方が重要です。
人事担当は求めているスキルや経験があるか確認するのです。
ある意味書類選考を通過できたら、転職回数よりも実力を評価されたと考えてよいでしょう。
また、面接では、転職回数について触れることはありますが、回数よりも転職の理由が重要です。
なぜ辞めたのか、どうして自社に応募したのかを確認することで自社に合うかどうかを確かめます。
相性が重要だからです
同じような状況が自社でも起こらないのであれば、離職の懸念は少なくなります。
僕は過去にエンジニアなどのスペシャリストを採用していたことがあります。
彼らはプロジェクトごとに転職をしていて、10回以上転職している人もいました。
ですが、会社が求めるスキルや経験を持っていたので、選考ではスムーズに最終選考まで進んでいたことを覚えています。
転職回数ではなくて、何ができるか?が選考では間違いなく重視されるようになります。
転職回数が多くても採用してきた優秀な人の特徴
さて、ここからは転職回数が多くても採用してきた人たちの特徴についてお伝えします。
この記事でお伝えしているように、転職回数が原因で即不合格になるようなことは少ないです。
一方で転職回数が多くても採用される人には特徴があるのも事実です。
- 成果やスキルが明確にわかる
- キャリアに一貫性がある
- 人柄がよく企業文化に合っている
成果やスキルが明確にわかる
まず1番採用されやすい人の特徴としては、しっかりと成果やスキルがわかることです。
これまでにどんなことで会社に貢献したのかがわかれば、自社でも活躍してくれそうと感じられるからです。
また、経験を通じてどんなスキルを持っているかをアピールできれば人事は安心するものです。
スキルについては、前述したポータブルスキルが特に評価されます。
持ち運べるやつだ
どこでも役に立つスキルはあるよ!
逆を言うと、成果がわからない人は採用されないということです。
僕がこれまで数多くの選考に立ち会ってきた経験からすると、不合格になっている人は成果を示すことができていませんでした。
転職回数が多くても採用される人は、成果をしっかりと書くことができています。
- 具体的な数値を示す
- 状況や当時の課題をわかりやすく書く
- チームメンバーをどう巻き込んだのかを伝える
自分の「成果はこれだ」と明記することができると、転職回数が多くても採用される確率を上げることはできるはずです。
特に人事が知りたいのは、成果をどうやって出したのか?という再現性です。
再現性、つまりどこでも誰とでも仕事ができることを示れば、選考を通過する可能性は高くなります。
キャリアに一貫性がある
転職回数が多くても採用される人の多くは、1つのキャリアで一貫性を持っているということです。
同じ仕事をしているけど、会社は変わっているというパターンですね。
エンジニアなんかに多い傾向がありますが、スキルを評価されて転々としている人は結構います。
僕はこのパターンです
転職を繰り返していても、求めるスキルがあれば採用する傾向は最近強くなっていると感じます。
キャリアに一貫性がある、つまり1つの職業を突き詰めることができていれば評価されやすくなるのです。
僕は8回も転職をしていますが、いまだにプラチナスカウトは届きますし転職はできます。
その理由としては、人事としての経験は「通算」で考えられるから。
転職をして会社を変わっていても、人事というキャリアで見た時にトータルで何年あるのか?がポイントになるのです。
そういうことかー…
ぶっちゃけ仕事は好きでも、会社には合う合わないは絶対あります。
- 企業文化が合わない
- 会社の成長が止まった
- やりたい仕事がなくなった
こういった、辞める原因になる出来事は自分の意思とは関係なく起こります。
我慢して残るよりも、転職をしてステージを変えた方がいいこともあるのです。
そういった事情があることは人事は知っているので、転職回数を気にせずに採用することがあります。
人柄がよく企業文化に合っている
最後の特徴は、人柄が良いと言うことです。
実はスキルや経験と同じレベルで、「人柄のよさ」というのは選考結果に影響します。
人柄が良いだけでは採用されることはありませんが、スキルや経験があっても人柄が悪ければ採用されないのです。
応募者が「自社の社風や企業文化に合うかどうか」もチェックしましょう。たとえ募集する業務内容に適したスキルをもつ人材だったとしても、性格・価値観・物事の考え方などが自社に合わないと、早期離職される可能性があるからです。
引用:エンジャパン|自社の社風に合うか
会社は人柄をかなり重視しています
転職回数が多くて不合格になる選考フェーズは、多くが書類選考です。
書類選考を通過している応募者は、転職回数以外のところを見られています。
採用した人が会社に馴染まないということが、採用における大きなリスクだからです。
つまり配属先のチームへの影響や、社内の人間関係への影響を考慮しているのです。
1番慎重になるポイントかも
そうなんだ…
また、人事目線をお伝えすると、会社のバリューを体現できそうか?という観点もあります。
企業にはMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)という重要な指針があります。
人事や経営者はこのMVVをどうにかして浸透させたいと考えているんです。
採用する人の人柄がよく、バリューを体現できそうなら加点されますし、転職回数のマイナスイメージは払拭されます。
転職回数が多くても採用されるポイント
ここからは、僕が実際に転職する時に重要視してきたことと、人事として重要視していることをお伝えします。
今の時代は転職回数で落ちることは、少なくなっていますが、うまく伝えないと選考を通過することはできません。
- キャリアをストーリーで伝えることで転職回数を武器にする
- 履歴書と職務経歴書の書き方に工夫を加える
- 転職回数を重視しない業界や職種を選ぶ
キャリアをストーリーで伝えることで転職回数を武器にする
人事が嫌いなキャリアって知ってますか?
それは「この人なんで応募したのかな」と思うようなキャリアです。
つまり、何がしたいのか、よくわからなくなるようなキャリアは人事は即不合格にします。
やっぱり厳しいねー
キャリアを正しく伝えられてないのはきつい
転職を繰り返していて、経験社数も多く、経験職種も多い場合は、なぜこういったキャリアなのか?を説明する必要があります。
ぶっちゃけ、僕もキャリアや転職の理由はこじつけです。
でもそのこじつけに、相手を納得させられるようなストーリーがあれば魅力的に伝えることができます。
転職をした際にどんな想いを持っていたのか?ということを軸に、これまでの転職のストーリーをつなげます。
つなぐ際のポイントは、これまでと「これから」をつなぐこと。
どちらかというとこれからが大事
これからどうなっていこうと思っているのか?ということを自分のビジョンとして伝えられるとさらに魅力はアップします。
僕は8回の転職をしていますが、その都度ブラック企業で揉まれた経験があります。
その逆境経験をもとに次の会社に移っていったと伝えています。
結果的に「転職のたびに強くなっている」と評価をもらって内定を得たことはあります。
転職をしたくてする人は少ないです。
転職の時の想いや自分が叶えたかったことをつないでいくことで、自身のキャリアビジョンも見えてくるので、つなげて整理することをおすすめします。
履歴書と職務経歴書の書き方に工夫を加える
転職回数が多すぎる人は、通常の履歴書と職務経歴書で応募すると不合格になる確率が上がります。
なぜなら、人事の読み解く労力が高くなるからです。
- 空白期間を読み取りにくい
- 在籍期間がわかりにくい
- どこが1番重要かわかりにくい
転職回数が増えれば、その分経験社数は当然増えます。
全ての会社を並列で書いてしまうとメリハリがなく、重要な部分が伝わりにくくなるのです。
そのため、僕は自分がつくったフォーマットを使用しています。
ちなみにこのフォーマットも含めた「note」は販売もしているので興味があれば見てみてください。
僕が履歴書や職務経歴書で、意識しているポイントは「重要な部分を目立たせる」です。
一般的な職務経歴書や履歴書が必須なわけではありません
オリジナルでもいいんだー
さすがに8回も転職しているような経歴を持っていると、見るほうもウンザリするものです。
例えば8回分の経験が同じ文字量で書かれていたら、僕が人事ならと読むことをやめます。
目立たせたい成果のある会社、直近の会社を中心にボリュームを出していきます。
シンプルに触れて欲しくない会社は、ツッコミどころをあえて作る必要はありません。
実際に面接で1社目から直近の会社まで、全部説明を求められることはないです。
嘘はつかず、伝えたいところをしっかりとフォーカスすることが選考の追加率を上げるポイントです。
転職回数を重視しない業界や職種を選ぶ
最後は転職回数を気にしない、業界や職種を選びましょうということをお伝えします。
冒頭にお伝えしたとおり転職回数で不合格にできるような会社は、一部の大手だけです。
基本的には必要なスキルや経験があれば、一度は話を聞いてみようと思うものです。
応募者は本当に貴重な存在です
シンプルに大手を選ばなければ、選考を通過できる可能性を上げることができます。
さらに転職回数を気にしない業界や職種を選べば、より通過率は高まります。
転職回数を気にされない職種は以下です。
- 営業職
- エンジニア
常に人手不足な職種や、スキルがあり成果が出せる人ならよいという職種は転職回数は問題になりにくいです。
特にベンチャー企業の場合は、営業職やエンジニアが不足していることが多く入社する隙間があります。
また上記にあげた職種以外でも、いわゆる「手に職」タイプの職種は転職回数はきにされません。
僕の場合は人事ですが、そもそも人事は就業人口が少なく希少価値があります。
さらに経験が伴えば、比較する対象が少なくなるので、選考という競争で勝つことができるようになるのです。
キャリアを選ぶときはこういった希少性を考慮すると有利に進められます。
転職回数が多くて落ちる人には人事が嫌うポイントがある
ここまでは転職回数が多くても通過する人を中心にお伝えしてきました。
ここでは、僕が人事として不合格にしてきた人たちのポイントをまとめてお伝えします。
これは僕だけが不合格にしていたというわけではなくて、多くの企業の人事が同じような判断をします。
人事が嫌うポイントはこんな感じです
- 短期離職が続いている
- キャリアに一貫性やストーリーがない
- 職務経歴書から成果が読み取れない
短期離職が続いている
短期離職に明確な定義はないですが、人事としての肌感覚では2年以内は懸念を抱くものです。
1年目は転職したばかりで、たいしたことはできません。
2年目あたりで人間関係ができて、仕事の進め方に慣れ、ようやくパフォーマンスが上がり始めます。
そのようなタイミングを迎える前に辞めている、しかも同じような期間で辞めていれば人事は警戒するのです。
忍耐力がないように感じます
すぐ辞めちゃう感じか
僕の考えでは、転職はトライアンドエラーの繰り返しです。
短期離職を繰り返しているということは、うまくPDCAサイクルをまわせていない可能性があるのです。
人生がかかっている転職において、検証や改善ができていないということは仕事においても同じように改善できない可能性があります。
キャリアに一貫性やストーリーがない
転職を繰り返していること自体は、大きな問題はありません。
実際仕事はしてみない限りわからないですし、会社も入ってみない限りわからないからです。
ただ、ジョブホッパーのように「職種」を変え過ぎていると、この人は何がしたいんだろうという懸念を人事に抱かせます。
つながりが見えないと厳しい…
基本的にキャリアには一貫性が求められます。
一貫性が求められる背景には、一定の成果をあげるためにはスキルと経験の蓄積が重要だからです。
ある程度、職種を転々とすることは仕方がないですが、どこかのタイミングで軸足を置くキャリアを決めなければいけません。
また、前述した通り採用においては「これから」が重要です。
これまでとこれから、それぞれがつながっていることで自身を魅力的に伝えることができます。
職務経歴書から成果が読み取れない
選考において人事が重視することは、成果をあげられるのかということです。
ボランティアで採用しているわけではなく、採用活動は、企業の事業計画を進めるためのリソースを確保するためです。
職務経歴書を読んでも、中長期で成果をあげられる見込みがなければ人事としては通過させにくいのです。
人事にもミッションが課せられています
正直、転職回数は成果に比べれば影響力は低いです。
どんな状況で課題を解決したり、貢献したのかがわからない職務経歴書は人事は嫌います。
現場から「なんでこの人通したの?」と言われた時に答えにくいからです。
転職回数は8回!僕がこれまでに転職を繰り返すために工夫したこと
僕はこれまでに転職を8回経験しています。
転職回数がボトルネックになることがあるのは事実ですが、工夫次第でどうにかなります。
ここでは僕が、転職活動で工夫したポイントをまとめてお伝えします。
- 履歴書と職務経歴書はフォーマットから自分でつくる
- 自己応募は厳しい…スカウト型サイトと転職エージェントを使う
履歴書と職務経歴書はフォーマットから自分でつくる
転職回数が多い人にとって最大のハードルは、書類選考です。
一般的な履歴書や職務経歴書のフォーマットを使うと、人事的にはとても見にくいんです。
全部並列で書かれていたり、書くスペースが限られているので重要な部分が伝えられません。
特に転職回数が多い人ほど書くことも多くなるので不利になります。
結構重要なのは書類のフォーマットです
えー普通のじゃだめなのか
僕は自分でフォーマットを作っていますが、気を付けているのは見せたいところを見せるということです。
「何ができるひとなのか?」を一目でわかるように、レイアウトを工夫しています。
人事が1番知りたいことは、この記事でもお伝えしているように「成果が出せるか?」です。
見せたい成果をしっかり見てもらうようにしています。
一般的な履歴書は入社と退社の年月日だけ書くので、在籍期間やその時にどんなポジションだったのかがわかりません。
そのため、僕は履歴書には以下の情報を盛り込んでいます。
- 在籍時の年収
- 在籍期間
- 会社の業種や規模
- 役職と職務概要
パッと見でどんな会社で何をしていたのかが、頭に入れば職務経歴書の理解度が全く違うのです。
こういった工夫をすることで、転職回数ではなく経験やスキルに意識を向けてもらうようにしています。
自己応募は厳しい…スカウト型サイトと転職エージェントを使う
転職回数が多いことが、不利であることは事実です。
少なくとも転職回数の少ない競合相手がいたら、比較されるのは間違いありません。
どうしても比べられちゃうんです
やっぱり仕方がないのかなー
そのため、転職回数が多い場合、自己応募をすることは僕はおすすめしません。
というかチャンスを棒に振ってしまう可能性すらあります。
なぜなら、何の後ろ盾もない状態で書類選考されることになるからです。
これが結構厳しいです
自己応募してきた応募者の履歴書や職務経歴書を読み込むことは、あまり多くはありません。
人事の書類選考における役割は、マッチングとリスク回避だからです。
転職回数の多い人を通しても、現場から見る目がないと思われてしまいます。
結果的に細かいところは見ないまま、不合格フォルダに入るなんてこともよくあります。
切なすぎる
だから僕は、スカウト型サイトと転職エージェントをメインに使って転職活動をしています。
スカウト型サイトとは、ビズリーチのような企業から直接スカウトをもらえる転職サイトです。
ビズリーチなどであれば、キーワードで興味を持ってもらうこともできますし、スカウトを送る関係で経歴をよく読んでくれます。
そのため、スカウトをもらうことができれば、転職回数はクリアしているということになるので、選考の通過率はグッと上がります。
ビズリーチは結構おすすめです
また、転職エージェントは「推薦状」を添えて、企業に紹介してくれます。
ぶっちゃけ人事は本人の志望動機より、転職エージェントの推薦状や紹介文を参考にしてます。
転職回数が多い人は、書類選考をどうやって突破するかということに意識を向けて効率よく進めていきましょう。
転職市場で僕が感じた転職回数のメリットとデメリット
最後に僕が8回の転職で感じた、メリットとデメリットを解説します。
転職を繰り返して感じたこととしては、それなりにメリットはあるということです。
- 転職を重ねるたびに市場価値が高まるのはメリット
- 人間関係と社内評価が転職の度にリセットされるのはデメリット
転職を重ねるたびに市場価値が高まるのはメリット
僕が転職回数を増やすことで感じられたメリットは、市場価値を上げられたことです。
転職をした人しかわからないことですが、会社を変えれば、得られる経験やスキルも変わります。
僕は様々な会社で、多様な経験を積んだことがそのまま市場価値の向上につながりました。
- 規模やスピードが違う
- どの会社でも求められるスキルがある
- 経験できる仕事が違う
ひとくくりに「会社」と言っても、蓋を開ければまったく違います。
特に創業からの年数によって、成長期や成熟期といった段階の違いもあるのです。
幼年期 – 創業
成長期 – 新規事業展開
成熟期 – 承継
衰退期 – 事業維持
成長期の段階の会社に入れば、組織拡大や変化に立ち会うことができます。
一方で、衰退期の会社に入れば事業を大きくすることはなく、変化が少ない状況が続きます。
どちらが良いかというのは難しいですが、自身の市場価値を高めやすいのは成長期です。
スタートアップ企業など、まだ何も整備されていない状況の中で成果を出したことは評価されやすいのです。
スタートアップ企業はカオスな状況です
僕は転職を繰り返した結果、上記の幼年期から衰退期まですべての環境を経験することができました。
企業ごとに異なる課題に対応してきたことで、柔軟に対応できるスキルが身についたのです。
ちなみに、人事としては多くの環境を知っていることは無事になります。
1つの会社で長く働くのもよいですが、僕のようにいろんな環境を知ることで市場価値を高める方法もあります。
せっかく転職をするのなら、似たような環境ではなく自分に合った環境を選ぶことをおすすめします。
人間関係と社内評価が転職の度にリセットされるのはデメリット
転職のデメリットは自分のスキル、経験以外はすべてリセットされることです。
人間関係や社内における仕事の評価など、積み上げてきたものがなくなるからです。
特に人間関係を築くことは、なかなか大変なので転職のたびに消耗する感じがします。
会社によって人のタイプも違うしね
合わせるのは難しそう…
転職後は、信頼関係がない状態からのスタートになるので、仕事もスムーズには進められません。
上司や同僚などのキャラクターを探り、相手の地雷を避けつつ、最適なコミュニケーションを見出す必要があるのです。
上司の仕事の進め方やマネジメント方法も把握していかないと、評価が下がることも…。
そのため、僕は転職後はできるだけ人間関係の構築に時間を使うようにしています。
面倒だと思っていても、ランチや飲み会などは転職の儀式として参加しています。
転職のたびにやらないといけないのはしんどい
また社内の評価もリセットされます。
評価というのは基本的には1年で区切りがありますが、基本的には入社以降蓄積されているものです。
評価には給料に関わる人事評価だけではなく、相手が信頼して仕事を任せられるかといったものも。
前職でせっかく頑張って仕事で評価され、信頼の残高を上げたとしても新しい職場では引き継がれないのが残念なところです。
報酬制度に勤続給(勤続年数で決まる給料)や退職金は在籍期間で決まります。
退職金など、長い目で見ると転職を繰り返したことで収入が減ってしまうというリスクがあることには注意しておきましょう。
転職回数についてよくある質問
もう転職できる人が評価される時代!いつでも誰とでも働けるスキルを身に着けよう
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事をまとめます
- 転職回数で不合格にできるのは一部の大手企業だけ
- 転職回数が多くてもキャリアに一貫性があれば採用される
- 転職を繰り返すことで自分に合う仕事を探すことが重要
転職するのはもう当たり前の時代です。
転職回数が多すぎることは考えものですが、回数は些細な問題です。
重要なことは考えて行動したかどうか
自分に合ったキャリアを探すためには、転職をしてトライアンドエラーを繰り返す必要があります。
多少のリスクはありますが、仮説を立てて自分の場所を探すことは今後重要になっていくでしょう。
結論として、転職回数が多い人でも需要があれば採用はされます。
転職することに臆病になり過ぎず、チャレンジすることをおすすめします。
どこでも誰とでも働けるスキルを身につけることで、転職する力を上げていきましょう。
この記事があなたの役に立っていれば嬉しいです。