なんか最近仕事がうまくいかない
この先どうなるか不安…
仕事やプライベートが思い通りにいかないと、行き詰まった感じを覚えますよね。
このまま毎日を過ごしていればいいのか、不安になってしまったりとにかく何も頼ることができない、その感じめっちゃわかります。
僕も20代、特に後半あたりは行き詰まりを感じて、焦っていたのを覚えています。
兆しがないのがつらいところ
この記事でお伝えするのは、20代で感じる行き詰まり感は結構一般的なものだということです。
- 20代は不安になる要素がたくさん!クォーターライフクライシスと向き合おう
- 問題を一発で解決する方法はない!今できることに集中して行動を積み上げよう
- キャリアの方向性を考えるなら20代!先延ばしすれば首を絞めることになる
社会に出て、数年が経ち結果がでなかったりすれば誰でも不安を感じます。
ただこの行き詰まり感を放置してしまうと、結局30代になっても同じような悩みを抱えることに。
できるだけ早めに打ち手を考えつつ、行動を積み重ねていくことがポイントです。
この記事を最後まで読めば、行き詰まり感の正体や打ち手のアイデアを理解できるようになります。
ぜひ最後までお付き合いください!
僕が20代の頃に行き詰まりを感じて絶望したポイント【体験談】
まず最初は、僕が実際に経験してきた、20代の「行き詰まり感」ワースト3を紹介します。
とにかく20代はやることがはっきりしていなくて苦しい時期でした。
今僕は40代ですが、20代の頃の方が行き詰まり感は強かったように感じます。
- 20代はとにかくお金が無かった
- ブラック企業のハードワークで将来が見えなかった
- 20代ではまだ結婚したくなかった
20代はとにかくお金が無かった
20代の頃の僕はお金がまったくと言っていいほどなく、生活は控えめに言っても貧乏な状態でした。
田舎から上京したのはいいものの、東京で働いても給料は特に高いわけではなく厳しいものがありました。
20代の時にお金がなかった原因はいくつかありますが、主には以下です。
- 上京して兄弟にお金を借りた
- グラフィックデザイナーの給料が低かった
- 一人暮らしの生活費が異常に高かった
僕はもともと九州の田舎出身で、専門学校の卒業と同時に東京に上京しました。
卒業後に上京ってすごいね
無計画過ぎて反省しています
当時の贅沢と言ったら、週末に松屋で外食する程度です。
平日はとにかく節約するしかなくて、鶏肉ともやしだけで飢えを凌いでいたほど。
結果的に健康診断で「栄養失調」と言われてしまいました。
そんな状況が数年続いていたので、20代の僕はほんとうに行き詰まり感を感じていたのです。
手取りも17万円程度で家賃は7万円という、過酷な収支でやりくりすることに限界を感じていました。
年収が上がる兆しが見えず、途方に暮れていたのが僕の20代の思い出です。
ブラック企業のハードワークで将来が見えなかった
もう1つのエピソードは、ブラック企業で働いてミスマッチを経験したことです。
前述の通り、20代の頃お金がなかった僕は生活をなんとかするためにも年収を上げることを目指しました。
年収アップのために選んだ職業は営業職。
高いインセンティブが載った求人広告に惹かれて、グラフィックデザイナーから営業職に大きくキャリアチェンジしたのです。
かなりチャレンジしました…
勇気あるなー
無謀なことに、僕は営業職というものについて、ほとんどわかっていない状態で転職しました。
さらに転職した営業会社は、超がつくようなブラック企業。
今だったら絶対選ばない、悪条件が目白押しの環境だったのです。
- 週休1日
- みなし残業60時間(当時)
- 残業代支給なし
「THEブラック企業」とも言えるような環境で、僕は働くことになります。
実際の仕事は、文字通りハードワークで毎日会社を出る時間は22:00をまわっていました。
体力がきつかったです
年収を上げるために転職したものの、今度はハードワークでメンタルにダメージを負うことに。
20代の僕はせっかくキャリアチェンジをして、心機一転頑張ろうと思ったのに厳しい環境に疲れきっていたのです。
こんなハードワークが続くなら、体力もメンタルももたないと行き詰まり感と危機感を感じていました。
20代ではまだ結婚したくなかった
僕が20代のころ、当時結婚を予定していた人がいました。
上京してはじめてお付き合いした人でしたが、気があってそのまま結婚するだろうなとぼんやり考えていたのです。
自然なながれで一緒に暮らしていたのですが、1年ほど経った頃、急に結婚の話が出てきました。
ただ、なぜか急に結婚するのが不安になったんですよね。
単純にまだ結婚したくないと思ってたのかも
地元では周りが結婚する中で、自分だけが結婚していないという状況には焦りはありませんでした。
どちらかというと、結婚して制約が生まれるのではないかという不安の方が強かったです。
結婚することで、なんだか人生が一区切りしてしまうような感覚がありました。
結果的に当時お付き合いしていた方とはお別れしました。
20代で結婚したいという人もいるとは思いますが、僕はあまり魅力を感じられなかったのです。
僕は20代のうちに結婚を迫られて、かなり行き詰まり感を感じていたのを覚えています。
20代で人生に行き詰まる感覚になる原因とは?
さて、ここからはなぜ20代は、行き詰まりを感じるのかということについてお伝えします。
結論をお伝えすると、経験が少なく判断基準がないから対処することができないのです。
人生経験をつみ、年齢を重ねると対処できるようになるのですが、20代のうちはそれがまだできないのです。
- 想像していた人生やキャリアとはギャップがあるから
- 人間関係や会社の文化が合わないと感じるから
- 自己理解が弱く価値観がハッキリとしていないから
想像していた人生やキャリアとはギャップがあるから
想像していたものと違うと、行き詰まりを感じるものです。
特に20代は社会に出て数年、学生時代に思い描いていたような自分の姿とのギャップを感じる時期です。
- 仕事が思ったより楽しくない
- イメージしていた仕事ができていない
- あまり成長できていない感じがする
僕も最初のグラフィックデザイナーの仕事は、想像していたものとは違いました。
毎日終電で帰るような生活が続いたり、自分が望んでいたような仕事内容ではなかったのです。
また、本当はイラストの仕事をするために働いていたのですが、忙し過ぎてイラストを描くような時間はありません。
自分のやりたかったことと、現実とのギャップにかなり苦しんだ気がします。
自分は「何をしたいんだっけ…」ってなったよ
忙しすぎると考える余裕ないよね
理想と現実のギャップが埋まる兆しもなく、当時は行き詰まりを感じたものです。
20代の頃はこういったギャップが埋まらないことに、悩みがちです。
僕の場合は転職をして環境を変えようとしたのですが、知識もなく失敗しています。
この転職の失敗もさらに自分に追い打ちをかけることに。
何をやっても上手くいかないと、本当に「つらいなー」と感じていました。
人間関係や会社の文化が合わないと感じるから
20代は転職の経験が少なく、他社のことを知りません。
他社のことを知らなければ、想像することや比較することはできません。
つまり今の会社がすべてであり、世界そのもののような感覚になるのです。
会社がつらいと逃げ場がなくなります
まじできついんだよね
特に人間関係が悪いと、仕事を楽しむことができず苦しむことに。
僕たちは職場で思ったように行動できません。
それには4つの不安があると言われています。
- ネガティブだと思われる
- 邪魔していると思われる
- 無能だと思われる
- 無知だと思われる
人間関係が悪いと、これらの不安を強く感じてしまうので、身動きが取りにくくなるのです。
実際に会議で質問できなかったり、わからないことを相談できない原因はこれです。
僕たちは人間関係がうまくいっていないと、ほとんどのことに対して行き詰まりを感じます。
突破口が見つかりにくいんです
たまたま上司や同僚と気が合わないだけなのかもしれないのに、自分のことを責めてしまうことも。
僕も20代の頃に悩んでいたのですが、今振り返ると明らかに上司に問題があったということわかります。
他社を知っていれば、環境に原因があることがわかりますが、転職回数が少ないとそれもわかりません。
ぶっちゃけ20代で行き詰まりを感じてしまうのは、人間関係に問題があることが多いです。
自己理解が弱く価値観がハッキリとしていないから
僕は長年、人事をしていますが仕事において1番重要なことは「自己理解」だと思います。
自分が何を求めているのかを知らなければ、どう進めばいいかがわからないからです。
航海で例えるなら、海図とコンパスをもたずに海に出るようなもの。
自己理解が低いのは結構厳しいです
どうやったら自分のことわかるんだろ
ちなみに自己理解を深めるツールは、いろんなのが出てるので参考にしてください。
厚生労働省のマイジョブカードなどを使って、自己理解を深めることで自分の求めるものがわかるようになります。
自己理解が浅ければ、今の状況が良いか悪いかの判断ができません。
僕もグラフィックデザイナーを20代の頃に辞めてしまっていますが、自己理解をしっかり深めていれば続けていたのかもしれません。
目の前の行き詰まり感だけで、衝動的に辞めたことを今でも後悔しています。
自分が求めている目標がわからないと、現状とのギャップもわからないのです。
当時の僕は自己理解が浅くて、どんなギャップを埋めればいいのか分からず闇雲に行動していたのだと思います。
20代後半で焦るのはクォーターライフクライシス!キャリアコンサルタントが解説
クォーターライフクライシスという、ちょっと長い言葉を聞いたことありますか?
簡単に言うと、人生の節目で不安を感じる時期のことです。
「クォーターライフ・クライシス」という言葉を聞いたことがありますか?これは、20代半ばから30代半ばで直面する、人生の節目に感じる漠然とした不安や焦りを抱える時期のことです。
引用:BBT大学院|20代半ば~30代にかけて陥りがちな「クォーターライフ・クライシス(Quarter Life Crisis)」とは?
そんな時期があるのか…
誰にでも起こるからあまり心配しないようにね
クォーターライフクライシスが起こる原因には、以下のようなさまざまな原因があります。
- 将来への不安
- 選択肢の多さによる迷い
- 他人との比較
- 自己理解不足
- 誰にも相談できない孤独感
結構大きな影響を受けるのは、SNSによる他人との比較。
SNSの普及で本来なら知るはずもない他人の年収や、華々しい成果などを目にする機会が増えました。
そもそも成功の一面しか映していないSNSを見ることは、あまりよい影響はないです。
他人と比較しても意味はありません
そして20代後半から30代に近づく年齢になると、周囲が結婚したり、自分自身も家庭を持ったりとライフステージが変わっていきます。
今までは自分のことを考えていればよかったのに、家族のことも含めて考えなければならなくなることも。
そういった環境の変化が起こると、収入や将来の不安、結果的に今のキャリアに対する疑問と繋がっていくのです。
そんなに劇的に変化をもたらすような対処法はなく、行き詰まりを感じます。
闇雲に転職活動をしても、自己理解ができていなければミスマッチになってしまうことも。
これが1番危険な行為だったりします
ただ、基本的にどんな人でも、クォーターライフクライシスは感じるものです。
そうです、誰でも20代の半ばを過ぎれば不安を感じて悩むものなのです。
じゃあ何も打ち手がないのかというと、そんなことはなくて「今できる」ことに集中しておくことが対処法です。
すごく先のことについて不安を抱えても、ぶっちゃけコントロールできないし予測もできません。
であれば今できることに集中して、コツコツと積み上げていくしかないのです。
結局、悩み続けても前に進むことはなく、文字通り消耗しているだけです。
20代の行き詰まり感を感じたら、できることだけやる。
これができるようになると、かなりメンタルが安定しますし、結果的に30代になった時に良かったと感じるはず。
1番良くないのは、何もしないことだと思ってください。
20代の行き詰まりは解決が可能!僕が実践してよかった対処法
20代が悩むクォーターライフクライシスがどんなものかわかったところで、僕が実際にやって良かった対処法をお伝えします。
僕も同じように不安を抱えて悩みましたが、お伝えしたようにできることをコツコツ積み上げて乗り越えてきました。
重要なことは行動することです。
- 第二新卒として早めにキャリアチェンジをする
- とにかく自己理解を深めることにお金を使う
- ハードワークで20代のうちに成果を出しておく
第二新卒として早めにキャリアチェンジをする
「とにかく転職しましょう」ということを言うつもりはありません。
ぶっちゃけ僕は、短期的に見たら第二新卒で転職して失敗していると思います。
ただ、長い目で見た時、第二新卒の時に転職をしていたことで人生が拓けたのも事実。
その行動があったおかげで、人事という天職に携わることができているからです。
いろいろ失敗したけどこれは良かった
天職っていいなー
20代の僕は、記事でお伝えしたように低賃金で、生活が苦しくて年収を上げたいと思っていました。
そうです、当時の転職の動機は「お金」だけ。
今考えれば、浅はか過ぎる転職の動機です。
しかし、それでも自分の欲求のために行動したおかげで、営業職にキャリアチェンジし、一定の成果を出すところまでやりました。
そして、キャリアチェンジの経験の中で、自分の価値観を棚卸しすることで「人事」というキャリアに辿り着いたのです。
営業職はミスマッチな転職でしたが、そのミスマッチを経験することで自分の価値観が磨かれたのも事実。
第二新卒として早めにキャリアチェンジをしておいたおかげで、ある意味行き詰まり感からは脱却できました。
キャリアチェンジに失敗は付きものですが、その経験から価値観を棚卸しすることがとても重要といえます。
とにかく自己理解を深めることにお金を使う
この記事でお伝えしているように、自己理解が浅いと行き詰まり感は長引きます。
結局のところ自分が求めるものは、他人に教えてもらうことはできないからです。
だから早い段階で、自己理解を深めることに対してお金を使ったほうが良いのです。
僕は20代のうちに自己理解を深めたんだ
早い方がいいのか
なぜ、自己理解を深めるためにお金が必要なのかというと、無償のコンテンツだと良いものを見つけることに時間がかかるから。
お金という対価を支払うことで、自己理解を深めることができるよいコンテンツに出会うことができます。
僕がお金を使って自己投資をしたものです。
- 本をたくさん読む
- 興味のある資格の勉強をする
- キャリアコーチングを受ける
知識や情報が少ない状態で、ものごとを考えてもたいした答えを導くことはできません。
あれこれ自分の頭で考えても、自己理解が深まることは少なかったです。
一方で本は先人の知恵や知識、そして経験を疑似体験できます。
自分の知らない視点や価値観を知ることで、自分の価値観が浮かび上がるのです。
僕は20代のうちに読み込んだコンサルタント関連の本がきっかけで、30代でMBAの取得ができました。
本は後々効いてきます
また早めにキャリアコーチングを受けたのもよかったです。
キャリアコーチングはキャリアについてのコーチングをしてくれるサービスです。
僕はキャリアホライゾン代表の小林氏から、キャリアコーチングを受けて自分の市場価値に気づくことができました。
転職について相談できるキャリアコーチングは、無料でトライアルできるサービスも多くなっているので1度相談してみるのもよいでしょう。
何もしなければ何も起きないし変わらないのがキャリアの怖いところ。
行き詰まりを感じているのなら、自分にお金を使うということが重要です。
ハードワークで20代のうちに成果を出しておく
最後に僕が20代の時にやって効果があったなと思ったものとして、ハードワークがあります。
20代は、自己理解が浅くて方向性が掴みにくいというネックがあります。
しかし、20代って振り返ると体力も気力もある年代でした。
そんな20代を悩んで消耗して、過ごしてしまうのは結構もったいないのです。
これ本当にそうです
悩み過ぎるのはもったいないんだなー
ちょっと身も蓋もない話ですが、できることをやっておくというのが20代を乗り越える方法としては効果的です。
転職などでキャリアアップするとしても、成果が出ていないと選択肢は限られます。
目の前の仕事に集中して、成果を出すことに集中する必要があるのです。
えー大変そう…
僕は20代の時に、ブラック企業にいたおかげで強制的にハードワークをすることに。
当時はただがむしゃらに目の前の仕事をこなして、会社を出るのは22時過ぎという生活をずっと続けていたのです。
結果的に成果と言えるものは増え、転職市場では評価されることが多くなりました。
体力も気力もある20代のうちにハードワークを経験しておくと、30代以降になった時に楽です。
そもそも、ハードワークを経験している人の方が少ないのが現実。
ハードワークで身についたスキルや経験によって周りと差別化することができるようになるからです。
無理にとは言いませんが、もし20代で行き詰まりを感じているなら、1度自分が無理だと思っているくらい頑張ってみることをおすすめします。
後悔している…僕が20代の時にしておけばよかったこと3選
ここからは、僕が20代にしておけばよかったことをお伝えします。
今は40代になりましたが、20代の頃を思うと反省しかありません。
この記事を読んでくれているあなたには同じ思いをしてほしくないのでポイントをお伝えします。
- ちゃんと転職エージェントに相談してキャリアプランを立てておきたかった
- ブログやSNSなど自分で情報を発信する力を身に着けておきたかった
- 人を見極めて人間関係を築く努力をもう少しすればよかった
ちゃんと転職エージェントに相談してキャリアプランを立てておきたかった
まず、転職は「地雷がいっぱい」だと思っておいてください。
行き詰まり感からの行動は大抵の場合、転職になると思います。
- 転職すれば未来は明るい
- 転職したら全部うまくいく
- 新しい会社はいいところだ
転職する時は、都合のいいバイアスがたくさんあります。
特に「確証バイアス」というのは、自分の都合のいい情報ばかりを受け取るというやっかいな性質です。
自分の思い込みや願望を強化する情報ばかりに目が行き、そうではない情報は軽視してしまう傾向のことを指す。
引用:グロービス経営大学院|確証バイアス
そして、僕がキャリアコーチングを受けたメンターから言われたのは、転職は「非日常」であるということ。
転職にはいろんな思惑が動くので、採用企業の話だけ聞いていると大事なことを見落としてしまう可能性があります。
視野が狭くなるから気をつけてください
信用しちゃいそう
僕は20代前半は転職エージェントの存在を知らずに、自力で転職をしました。
結論、ブラック企業に転職してミスマッチを経験するという大失敗をしています。
転職エージェントに自分の状況を相談しておけば、当時の選択肢は他にもあったと思います。
特に転職初心者の20代では、求人が良いか悪いかはわかりません。
パッと見の条件の良さや、企業のブランド力や認知度で決めかねないのです。
かなり危険です
僕は人事として、キャリアアップするために転職することは肯定派です。
しかし、転職の1回は軽いものではありません。
1回の失敗で取り返しがつかなくなることはないものの、一生履歴書に残るというリスクは事実としてあります。
自分の判断だけで動くとバイアスの影響もあり、正しく判断できない可能性もあるので、原則として転職エージェントに相談しつつ進めるようにしましょう。
ブログやSNSなど自分で情報を発信する力を身に着けておきたかった
2つ目もかなり後悔してるやつです。
ブログやSNSで情報を発信して、収入の基盤をつくっておけば良かったというもの。
最近では自分から情報を発信する人は増えましたが、情報発信は今後もっと重要になっていきます。
20代のうちに情報発信力を身につけておけば、正社員のキャリアにとらわれずに自由度高めに人生を送ることができます。
これは今後重要なスキルになります
今のうちからやっておくかー
僕が20代だった頃は、YouTubeがまだそんなに認知されていないような時代でした。
でも、有名なヒカキンさんなどのインフルエンサーは地道に情報発信を続けていたのです。
今では誰でもYouTube配信ができるほど、技術的なハードルも下がり多くの人が発信しているのはご存知の通りです。
ちなみに僕が発信力を身につけないといけないと感じたのは、30代後半です。
サラリーマンの年収でいうと、上限近くに到達したことで自分で稼ぐ力を身につけなければならないと感じたのです。
30代にMBAをとるために必死で勉強しましたが、今となっては「発信力」を高めておきたかったと感じるほど。
結構後悔しています
発信力をつけるというのは、ただ収益源を増やすだけではありません。
自分が「何者」かになるというブランディングにつながっていくのです。
これからは、より個人の力が重視されるようになります。
自分のブランドを「セルフブランディング」できれば、独立して働くこともできるようになるのです。
最終的にサラリーマンとして食べていくとしても、転職の時には有利に働きます。
人を見極めて人間関係を築く努力をもう少しすればよかった
最後にお伝えしたいのは「付き合う人」を選びましょうということです。
20代の時を振り返ると、自分の意思や価値観がハッキリしておらず他人に影響を受けやすかったと感じます。
自己理解が浅かったということですね
特に僕は、強み診断の「クリフトンストレングス」で1番強い資質運命思考という他人とのつながりに意味を感じるというものを持っているようです。
「運命思考」の資質が高い人は、あらゆる人や物事は互いに結び付いていると考えています。この世に偶然というものはほとんど存在せず、ほぼあらゆる出来事には何らかの意味が存在すると確信しています。
引用:ギャラップ|運命思考
そのせいか、自分が出会った人物とは何か運命的な出来事につながるのではないかと考えがちでした。
自分が決めたことなので自己責任ですが、僕のように失敗しないでほしいので書きます。
- いい人だと思って転職したらパワハラ上司だった
- 起業に誘われたけど資金調達に失敗した
- 一緒に仕事をしようと誘われたけど入社したら消えた
- 求人が嘘だった転職エージェント
- 僕を後釜として採用したらすぐに退職した
僕は20代に「この人なら」という感じで物事を決めて失敗しています。
これは他人を信じるのが悪いということではなく、他人を起点に重要な判断をしてはいけないという教訓でした。
漫画の鬼滅の刃で「生殺与奪の権を他人に握らせるな」という名ゼリフがありますが、まさにそれ。
重要なことは、自分で決めることをぜひ徹底してください。
他力本願は自分に返ってきちゃう
そして、僕は基本的に転職をしたら、過去の会社の人とは関係を絶ってきました。
過去の会社の話を知りたくない、というのが1番の理由なんですが結果的に人間関係は現職の人たちだけ。
40代になった今思うことは、当時一緒に働いていた人たちと繋がりがあれば状況は少し違ったのかなと感じます。
辞めたら関係を断ち切るというのは、悪くないですが正直交流がかなり限られてしまうのがデメリット。
社会人で友達や知人ができる機会の大半は会社です。
関係を築く、維持するということも自分の役に立つ場合もありますので選択肢として持っておきましょう。
20代は先延ばしをしないことが重要!手遅れにならない方法を人事目線で解説
ここからは僕が人事として、アドバイスできることをお伝えします。
20代でやらない方がいいのは「先延ばし」をすることです。
40代になった今わかることは、急激な変化は訪れないし、都合の良い運命の出会いも起こらないということです。
いつかやる、と先延ばしにしても解決することはほとんどありません。
- キャリアについて考えることを先延ばしする
- 自己理解を深めることを先延ばしにする
- スキルアップすることを先延ばしにする
まず、大前提としてキャリアの選択肢や可能性は、年齢とともにじょじょに狭まっていきます。
残酷な現実ですが20代のうちが、1番柔軟にキャリアの可能性を模索することができるのです。
これはマジです
なんか焦るなー
つまり、20代である今考えて行動しなければ、苦しい選択をすることになる可能性があるということ。
先延ばしにして価値観が見つかることや、自己理解が深まる可能性は少ないのです。
僕の経験に基づく自論ですが、自己理解が深まる瞬間は、ストレスを感じたり逆境ににを置いている時です。
言い換えると負荷をかけることで、自己理解が進み自分の目指したいキャリアやビジョンが見えてくるのです。
ゆるく生きていても気づかない
20代で「このままでいいのかな」と思い悩みながら過ごすのは、ある程度仕方ないです。
しかし、そのまま何もしなければ何も起こらないのが人生。
- 問題意識
- 危機感
- 当事者意識
体育会系のようなことを言いますが、実際人生を前に進めるためには上記のキーワードを意識して実践する必要があります。
今や巨大企業になったリクルート社は「当事者意識」を徹底することで、大きな成果を上げることができています。
個人でもそれはかわらないのです。
高い当事者意識、強い意志をもって物事に取り組む姿勢
引用:リクルート|当事者意識
20代についてよくある質問
20代で人生に絶望するのはまだ早い!焦らず今できることに集中できる環境をつくろう
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事をまとめます
- 20代は不安になる要素がたくさん!クォーターライフクライシスと向き合おう
- 問題を一発で解決する方法はない!今できることに集中して行動を積み上げよう
- キャリアの方向性を考えるなら20代!先延ばしすれば首を絞めることになる
とにかく20代は人生の大きなターニングポイントであることは間違いありません。
20代でどんな選択をして、どう行動したのかでそれ以降の人生が決まると言っても過言ではないのです。
特に先延ばしをしてしまうのは悪手といえます。
できることを積み上げよう
ドラマチックな出会いや出来事は、行動しない限り起こらないからです。
行動することで見える景色が変わり、自分の価値観がハッキリしてくるのです。
今立っている位置から見える景色で考え続けても限りがあります。
少しずつでも行動を積み上げて動くことが20代は重要です。
失敗することなどの多少のリスクは付きものです。
リスクをとらないとリターンはないことを肝に銘じて、考えて動いていきましょう。
この記事があなたの役に立っていれば嬉しいです。